パナソニック・トヨタ・レーシングは29日(木)、スペイン・バレンシア・サーキットでの3日間にわたるF1合同テストを終了した。
バレンシア・サーキットにおける今シーズン初のF1合同テストでは、1月27日(火)と28日(水)の2日間を、オリビエ・パニスが、最終日の29日(木)は、クリスチアーノ・ダ・マッタが“トヨタTF104”のテストを引き継ぎ、ミシュランのタイヤ比較テスト、長距離を走り込むロングランテストなどを実施。順調にテストプログラムをこなし、2度目の“トヨタTF104”によるF1合同テスト参加を終えた。
また、27日(火)と28日(水)には、サード・ドライバーのリカルド・ゾンタが、“トヨタTF103B”を
使用して、トラクションコントロールなどのソフトウエアの開発テストやタイヤ比較テストなどをこなし、数多くのデータを収集した。
パナソニック・トヨタ・レーシングは、来週2月3日(火)から6日(金)の4日間、スペイン・バルセロナ近郊のカタルニア・サーキットで行われるF1合同テストに、オリビエ・パニスとクリスチアーノ・ダ・マッタが“トヨタTF104”の2台体制で参加する予定。
尚、このテストの模様は、最終日となる2月6日(日本時間7日)にプレスリリースの発行を予定している。
オリビエ・パニス:
TF104/02
周回数:177周
ベストタイム:
1分10秒460
「私が担当した2日間のテストでは、さらに新車“トヨタTF104”のセットアップを煮詰めることに専念すると共に、とても有意義なミシュランのタイヤテストを行うことが出来た。先週のテストに引き続き、多くの周回数を走破し、ミシュランのドライタイヤの性能向上を確認することが出来た。まだ、初期テストの段階ではあるが、残るシーズンオフのテストで、開幕戦のオーストラリアGPに向け、さらに改良を続けなくてはならない」
クリスチアーノ・ダ・マッタ:
TF104/02
周回数:95周
ベストタイム:
1分11秒310
「今日は、多岐に渡るテストをこなすことが出来た。午前中は、クルマのセットアップを継続し、午後からは、エアロダイナミクスとタイヤ評価プログラムを行った。今回のテストにおいても、“トヨタTF104”の高い信頼性を証明することが出来た。パフォーマンスを発揮するには、改良の余地が残されているが、その対策を施す準備は整っている」