F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

【角田裕毅F1第11戦密着】スタート直後からグリップ不足、順位の入れ替えにも納得「僕のペースが遅すぎた」

2022年7月10日

 不本意な形で終わったF1第11戦オーストリアGP金曜日の予選Q2での最後のアタック。予選後、角田裕毅(アルファタウリ)は暗黙の了解となっているアウトラップでのオーバーテイクを破ったチームメイトについて、話し合いたいと言っていた。


「話し合いました。チームも(アウトラップでオーバーテイクがあったことは)わかってくれているし、ある程度は納得しました。いまは次に向けてチームとともに前に進みたいと思います」


 しかし、スプリントのスタート前のグリッド上で、角田にはほとんど笑顔が見られなかった。それが前日の予選が影響していたのかはわからないが、この日、角田にはスプリントに向けて、気になることがあった。それはスプリント前に行われたフリー走行2回目でのマシンの調子だ。

【角田裕毅F1第11戦密着】
2022年F1第11戦オーストリアGPスプリント 角田裕毅(アルファタウリ)


 この60分間の走行で、角田はなんと19番手だった。グリップ不足でマシンが滑りまくっていたという。同じような症状は、スペインGPが行われたバルセロナ-カタロニア・サーキットでも見られたが、「あのときはスライドするといっても、チームメイトとそんなに変わらなかったし、予想通りスライドしたが、今回は何かが変な感じでした」と言う。


 マシンは金曜日の予選でコースインした瞬間にパルクフェルメ状態となっているため、フリー走行2回目の後、スプリントに向けて、セットアップを変更することはできない。つまり、角田は19番手に終わったフリー走行2回目と基本的に同じ状態でスプリントに臨まなくてはならない。


 悪い予感は的中した。スタート直後から、角田はグリップ不足に悩まされる。1周目にマクラーレン勢ふたりとアストンマーティン勢ふたりにオーバーテイクされた角田は、その後も防戦一方。3周目にはニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)にもオーバーテイクを許して17番手まで落ちる。その後、ラティフィをかわしたものの、後方からチームメイトのピエール・ガスリーが接近すると、チームからポジションを譲るようにと指示が出る。

【角田裕毅F1第11戦密着】
ラティフィを追い抜いたものの、防戦一方だった角田


 角田はその指示を受け入れた。もちろん、納得した上でだ。


「その指示は全然妥当でした。僕のペースが完全に遅すぎたので、ターン3でスワップしろと言われて、スワップしただけです」


 それよりも、気になっていたのは、マシンの調子だ。


「とにかく、全体を通して、異次元に遅った。何が原因なのか、これからデータを見てみたいと思います。何が原因でこんなに遅かったのを突き止めたいと思います」

【角田裕毅F1第11戦密着】
角田に背後には僚友ガスリーが迫り、チームは順位の入れ替えを指示した



(Masahiro Owari)


レース

12/6(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
12/7(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
12/8(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン437
2位ランド・ノリス374
3位シャルル・ルクレール356
4位オスカー・ピアストリ292
5位カルロス・サインツ290
6位ジョージ・ラッセル245
7位ルイス・ハミルトン223
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ70
10位ピエール・ガスリー42

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム666
2位スクーデリア・フェラーリ652
3位オラクル・レッドブル・レーシング589
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム468
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム94
6位BWTアルピーヌF1チーム65
7位マネーグラム・ハースF1チーム58
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー4

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
第23戦カタールGP 12/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd22 ラスベガス&Rd23 カタール&Rd24 アブダビGP号