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トヨタ、新車に合わせて工場も公開

2004年1月18日

トヨタ・モータースポーツ(有)(Toyota Motorsport GmbH、以下TMG)は、チームの本拠地であるドイツ・ケルンの工場を世界各地から集まった400以上のメディアに公開するとともに、トヨタのF1参戦3年目を担う“トヨタTF104”を披露した。
トヨタ・モータースポーツの高度な技術と実質的にF1参戦の拠点となる施設は、6:4の比率でシャシー部門とエンジン部門に分けられる。すべてのエリアは、基本的に 1つの廊下により連結されており、工場の構造は、人間の中枢神経に似ている。クルマの開発の過程において、すべての部署間におけるコミュニケーションが効率的に伝わることが約束されている。このように、エンジニア、デザイナー、そして技術者が1つのチームとして協調して働くことが出来る。
 工場の敷地面積は、30,000平方メーターで、2002年7月からフル稼動している50%スケールの風洞設備もある。TMGと日本のトヨタ自動車(株)の間では、毎日、互いに絶え間なく情報が行き来し、トヨタF1プログラムに不可欠な部分として役立っている。チームは、日本に親会社を持ち、ドイツに拠点を置いているが、F1の中ではもっとも文化的に多様化したチームのひとつである。工場は、32カ国から集まった600人以上のスタッフのセカンド・ハウスの役割を果たし、このカルチャーとキャラクターのコンビネーションにより、パナソニック・トヨタ・レーシングは、F1における国際連合とさえ称されている。
  TMG社長のジョン・ハウエットは、「トヨタのF1活動は、ユニークといえる。独自のテクノロジーと能力を発揮して、自社内で独自のF1を作り上げることを決断した。これは、決して容易な事ではないが、長期的にはトヨタに大きな恩恵をもたらすであろう。トヨタの文化と理念の応用は、今日の我々の基礎であり、今シーズン、我々のパフォーマンスを著しく向上させ、上位チームとの差を縮めることが出来ると確信している」と語った。
 今シーズンに向けての準備作業は、すでに昨シーズンの最終戦となった日本GPから始まっている。すべてのF1チームにとって、シーズンの終了は、新しいシーズンに向けてのスタートである。シーズンオフの間、パナソニック・トヨタ・レーシングとして16ポイントを獲得し、コンストラクターズ選手権を8位で終えた昨シーズンを徹底的に分析した。


 いくつかの人事変更も、昨シーズンから行われている。特に、TMG会長の冨田 務がパナソニック・トヨタ・レーシングのチーム代表に就任した。66歳のオベ・アンダーソンは、TMGの相談役に就任した。また、チームは、技術部門を強化。F1エンジニアリングのスペシャリストであるマイク・ガスコインがシャシー部門のテクニカルディレクターに就任。シャシー部門のコーディネイトと取りまとめを行う。一方、ルカ・マルモリーニは、エンジン部門のテクニカル・ディレクターに昇格した。
 TMG会長 兼チーム代表の冨田務は、「私は、社長のジョン・ハウエットと共に、工場とレースの現場における、すべてのトヨタF1活動をマネージする重要な役割を引き受けた。技術部門をより効率的にするために、エンジン部門とシャシー部門のそれぞれに、ルカ・マルモリーニとマイク・ガスコインの2人のテクニカルディレクターを任命した。チームの誰もが、敏速かつ継続的な改善とチームワークに関わることを約束するとともに、これにより、今シーズンのパナソニック・トヨタ・レーシングが大きく飛躍すると強く確信している。今シーズンのさらに上位でのレース結果を達成することを期待するとともに、チーム初の表彰台を目指す」
 ルカ・マルモリーニは、「エンジン部門のテクニカルディレクターとして、2004年シーズンが、チームにとってチャレンジングな年になることを期待している。変更されたエンジン・レギュレーションによって、我々はハードワークを余儀なくされたが、2004年、チームは、目標へ向けて良いポジションに付けられるだけのパワーを得ていると確信している」と語った。
 マイク・ガスコインは、「シャシー部門テクニカルディレクターとしての私の役割は、シャシー開発全般における日常的な作業の統合と、最終的な責務を負うことを意味する。私がチームに加わってから、目にしてきたものに感銘を受けたが、我々の最終的な目標は、将来トヨタがトップチームの一つとなり、それが長期的に保たれるようにすることである」と語った。
 トヨタ自動車(株)との間で、技術的な共同作業における連絡に責任を負う、技術コーディネーション担当ディレクターである高橋敬三は、ルカ・マルモリーニとマイク・ガスコインの2人と同様に、直接、TMG副社長 来栖俊郎に報告を行う。この強化された構造の下で、グスタフ・ブルナーとノルベルト・クライヤーは、今まで通りチーフ・デザイナーとレース/テスト・エンジニアリング部門 ゼネラル・マネージャーのポジションを継続する。
 昨年型“トヨタTF103”シャシーから進化した新型 “トヨタTF104”を開発するにあたって、10ヶ月間、グスタフ・ブルナー率いる設計グループは、非常に忙しい日々を送った。グスタフ・ブルナーは、「“TF103”は競争力の高いパッケージだった。しかし、我々は、その性能の全てを引き出すことが出来なかった。新型“TF104”は、論理的には“TF103”の進化型と言えるが、“TF104”は、まったく、“TF103”と共通部品はない。我々はシャシー全てのエリアにおいて改良を加え、全ての重要な内部コンポーネントを設計し直した。空力的にも大きく前進しているとともに、クルマ全体が軽量化され、シャシー剛性が高められている」と語った。


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