ゾイト・バウムガルトナーが来季Ｆ１に出場できないのでは、という噂が地元ハンガリーのメディアで伝えられているが、ミナルディはこのウワサを否定した。

　バウムガルトナーは２００３年ハンガリーＧＰで、怪我をしたラルフ・ファーマンの代役を務め、ハンガリー人としては初めてＦ１ＧＰに参戦した。その後、引き続きモンツァでも、ＧＰ出走を果たしている。
　そして、彼は昨年のクリスマス前、ジャンマリア・ブルーニの僚友としてミナルディからＦ１にフル参戦することが発表された。
　しかし、地元ハンガリーのテレビによると、バウムガルトナーのメインスポンサーを務める石油会社、モルＲＴは、彼がミナルディと契約を交わしたという理由でスポンサーを降りると言い出しているらしい。同社は、ジョーダンでのドライブを望んでいたと言われている。
　モルＲＴのスポークスマンは、会社とバウムガルトナーとは、ある一定の条件の下に契約を交わしたが、ミナルディとの契約によって状況が変わってしまったと言ったと報じられている。
　だが、ミナルディのスポークスマンはクラッシュネットに対し、ウワサには何の真実もないと語っている。
「ゾイトについての報道をあちこちのＦ１ウェブサイトで見た。そこには、ハンガリーの様々なスポークスマンからのコメントというものも載せられていた。しかし、Ｆ１チームというのは、ドライバー、スポンサー、テクニカルパートナーに関わるお金の話については公の場でコメントをしないものであり、その点ではミナルディも同じだ」
「展開を見守っているが、ゾイトとヨーロピアン・ミナルディとの契約がちゃんと成立していることは間違いない。でなければ、彼を２００４年のドライバーの１人として発表などしない」

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