パナソニック・トヨタ・レーシングは、先週に引き続き1月11日(日)から13日(火)の3日間にわたり行われたスペイン・ヘレス・サーキットでのF1合同テストを終了した。
今回のテストでは、テスト・ドライバーのライアン・ブリスコが、従来型の“トヨタTF103”を使用して、主にミシュランのタイヤ評価に時間を費やした。最終日となった13日(火)には、路面を人工的に濡らしたウエットコンディションでのミシュランタイヤのテストを実施。1周4.428kmのサーキットを3日間の合計で302周を走破するとともに、多岐に渡るテストプログラムをこなし、充実した成果を得て、3日間のF1合同テストを終了した。
ライアン・ブリスコ:
TF103/08
周回数:302周
ベストタイム:1分17秒959
「今回は、私にとって2004年シーズン最初のテストとなったが、順調なスタートを切ることが出来た。3日間を通じて300周以上を走破し、予定していたすべてのテストプログラムをこなすことが出来た。朝方、濃霧のために走行時間に制約を受けることもあったが、午後のセッションで遅れを取り戻し、延べ1300km以上を走破した。今回のテストでは、今シーズンもパフォーマンスに大きく影響を及ぼす要素のひとつとなるであろう、ミシュランのタイヤ開発に主に時間を費やした。また、最終日となった今日のテストでは人工的に路面を濡らしてウエットタイヤの評価を行った。さらにトラクションコントロールやギアシフトに関する膨大なテストプログラムをこなし、多忙を極めたが、とても有意義なテストだった。今から、来週のF1バルセロナ合同テストを楽しみにしている」
パナソニック・トヨタ・レーシングは、1月17日(土)にチームの本拠地であるドイツ・ケルンの工場で待望の新車“トヨタTF104”の発表会を行った後、1月20日(火)から23日(金)の4日間、スペイン・バルセロナ近郊のカタロニア・サーキットでのF1合同テストに参加する予定。尚、このテストの模様は、最終日となる1月23日(日本時間1月24日)にプレスリリースの発行を予定している。