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【角田裕毅F1第8戦密着】DRSトラブル発生も「ペース自体は落ちていなかった」僚友とともに力強い走りを披露

2022年6月13日

 F1第8戦アゼルバイジャンGPの決勝レースで、2回目のバーチャルセーフティカー(VSC)が解除され、レースが再開された直後、角田裕毅(アルファタウリ)のマシンにトラブルが発生する。リヤウイングのDRSと連動しているアッパーフラップが半分しか作動しない状態に見舞われてしまった。


 その様子を見たレースディレクターは37周目に角田に対してオレンジボール旗を提示。黒字にオレンジ色の円形が描かれた旗は、何らかのトラブルを抱えたマシンに対してピットインを指示するもので、この旗が提示されたマシンは次の周回でピットインし、何らかの対処を行わなければレースに復帰できない。


 このとき角田のポジションはルイス・ハミルトン(メルセデス)に続く6番手。ピットインしてリヤウイングを修復すれば、大きく順位を落とし、ポイント圏外となる。ピットインの指示を受けた角田は、「何が起きたの?」と叫ぶ。なぜなら、この時点で角田はまだDRSにトラブルが起きていることを把握していなかったからだ。


「リヤの動きがちょっと変だったのですが、何が起きているのかはわかりませんでした。でも、ペース自体は落ちてはいなかったので、ピットインしろと言われたときは驚きました」


 39周目にピットインした角田のマシンにメカニックたちが集まり、リヤウイングをテープで応急処置。21.4秒の静止時間の後、ピットアウトしていった角田のポジションは13番手に落ちただけでなく、アッパーフラップがテープで固定されてしまったため、以後DRSを使用できなくなり、後方から追い上げることもできなくなってしまった。


「何が起きたのか、まだよくわかっていないのですが、あのトラブルで僕の今日のレースは終わってしまいました。僕としては、とにかく週末を通してクリーンに3日間を過ごしたいだけなんですが、残念ながら今シーズンはなかなかそれができていません。その多くのが信頼性の問題で……」


 それでも、角田は前を向く。


「僕にはどうすることもできなかったのですが、こういう状況を克服していくしかないです。それに、トラブルが起きるまではとてもいいレースができていた。あのまま走っていれば6位だった。5位に入賞したチームメイトとともに予選だけでなく、レースでも力強い走りを披露できたことは、今後に向けてポジティブだったと思います。この調子を次のレースでも続けていきたいです」


 次戦カナダGPはアゼルバイジャンGPから2週連続開催。チームの一刻も早い対応が求められる。

ピエール・ガスリー&角田裕毅(アルファタウリ)
2022年F1第8戦アゼルバイジャンGP ピエール・ガスリー&角田裕毅(アルファタウリ)



(Masahiro Owari)


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