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R24、塗装されて完成へ

2004年1月12日

 ルノーF1チームが、R24用のカーボンモノコックを完成させ、今度はそれに最終的な仕上げをし、完全にレース用の装いを整えるべき時がきた。

 今週はルノーにとって重要なステップとなる。シャシーが、塗装のために送り出されるのだ。それが戻ってきたときには、初めて、レースをするときのカラーをまとっていることになる。
 シャシーが塗装されるのはエンストンではなく、ファクトリーから50km離れた場所だ。ここでは専門のサプライヤーが、非常に精密な作業を受け持ってくれる。
 アシスタント・コンポジットマネージャーのキース・ダンズビーは、次のように語った。「モノコックは、ファクトリーを出るときに重量を計測される。それから引き渡され、2日後に戻ってくるんだ」
 当然ながら、シャシーの塗装はできるかぎり内密に行われる。直接この作業に携わる5人を除いては、誰もマシンを見ることはできない。
「そのうえ、私たちのパートナーは、マシンをできる限り迅速に戻すために、全力を尽くしてくれる。夜を徹して働くことさえいとわないんだ」と、ダンズビーは説明した。
 1台目のシャシーは、チームのグラフィックの責任者であるジョン・ウッズに渡される。マシンのカラーリングを微調整するためだ。シャシーに加えて、エンジンカバーとノーズも、カラーリング全体を決定するのに必要となる。
 マシンのラインは、粘着テープで描かれる。パーツごとにつながりがなくなってしまうのを防ぐためだ。この段階でチームは計測を行い、そのデータがシーズン中ずっと使われることになる。
「その後、私たちの目的は、シャシーをできる限り軽く塗装することだ。まずは白い下塗りをして、それから最終的なカラーリングをほどこす。このプロセスの終了時に、モノコックは500g以上重さが増えていてはいけない。それがファクトリーに戻ってくるときに、私たちは慎重にチェックする。重量は、F1では非常に重要な要素だからね」
 それから、塗装は、60℃に熱せられたオーブンで乾かされる。それが冷えた後、数時間にわたって研磨が行われる。
「仕上がったものは、色の変わる部分で、表面が完璧に滑らかになっていなくてはならない。ほんの1ミリ余分でも、マシンの空力パフォーマンスを損ないかねないからね」と、ダンズビーは説明する。
 毎年7台のシャシーが製造され、車体やウイングや開発部品、レースとレースの間に塗装を剥がして塗り直す分まで含めると、塗装は1年で数百回にも及ぶ。
 ときには、ちょっとした部品にも、塗装が必要になることもある。樹脂製の部品を、ほかの部品と見た目を揃えるために、黒く塗ったりするのだ。
 そして最後に、ダンズビーの心配の種となるのは、砂利による傷だ。「あるサーキットは、他のサーキットよりも塗装に厳しいんだ。細心の注意を払ってマシンの外見を整えた後で、塗装に傷をつけそうな砂利がコースの脇にあるのを見ると、心臓が破裂しそうになるよ!」と、ダンズビーは苦笑した。




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