F速

  • 会員登録
  • ログイン

【角田裕毅F1第7戦密着】Q3進出に向け手応えを感じるも、バリアにヒットし赤旗で状況は一変。僚友ガスリーにも影響

2022年5月29日

 モンテカルロ市街地サーキットは、ピットとパドックが離れているため、予選を終えたドライバーがピットからパドックにあるミックスゾーンに来るには、ラスカス・コーナー手前に架かるブリッジを上り下りし、メディアセンターが入っているビルの下をしばらく歩かなければならない。


 F1第6戦モナコGPの予選を11番手で終えた角田裕毅(アルファタウリ)。彼がミックスゾーンにやってきたときには、すでにQ3が始まっていたから、Q2が終了してから10分近く移動に時間を要したことになる。その足取りが重かったように見えたのは、Q2で10番手だったフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)との差が0.109秒だったことだけが理由ではないことは、この後の角田とのやりとりで知ることになる。

【角田裕毅F1第7戦密着】
予選後、ミックスゾーンへ向かう角田


 フリー走行3回目を11番手で終えていた角田。しかし、マシンのフィーリングは決して悪くなかった。


「フリー走行3回目のベストラップはかなり早い段階で出したものだったので、その後、路面コンディションがよくなっていたことを考えると、まだコンマ数秒は縮められる自信がありました」と角田は予選へ向けて手応えをつかんでいた。


「正直Q3に行けると思っていたし、そのペースもあった」という角田。しかし、Q1の2セット目のタイヤでのアタックで、シケインのイン側のガードレールに左フロントタイヤをヒット。左フロントタイヤをパンクさせた角田はそのままピットイン。コースにデブリが散乱したため、セッションはここで赤旗となる。


 この時点で、角田もチームメイトのピエール・ガスリーもQ1を通過するのに十分なタイムを記録していなかった。そのため、Q2進出をかけて、赤旗再開後にもう一度コースインするが、ほかの多くのドライバーたちもコースインしたため、アルファタウリの2台は隊列の後方となった。


 それでも、角田はなんとかチェッカーフラッグ前にコントロールラインを通過してタイムアタックに入ることができたが、ガスリーは1秒間に合わずに最後のタイムアタックができず、ライバル勢が自己ベストを更新するなか、17番手に終わった。

【角田裕毅F1第7戦密着】
2022年F1第7戦モナコGP 角田裕毅(アルファタウリ)


「僕のせいでチームメイトのピエールが赤旗後のアタックで時間切れできちんとしたタイムアタックができないままQ1で脱落してしまった。チームメイトとチームに対して本当に申し訳ないと思っています」


 そう語ると、角田は重い足取りでミックスゾーンを離れ、ピットへ帰っていった。



(Masahiro Owari)


レース

10/25(土) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
10/26(日) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
10/27(月) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位ランド・ノリス357
2位オスカー・ピアストリ356
3位マックス・フェルスタッペン321
4位ジョージ・ラッセル258
5位シャルル・ルクレール210
6位ルイス・ハミルトン146
7位アンドレア・キミ・アントネッリ97
8位アレクサンダー・アルボン73
9位ニコ・ヒュルケンベルグ41
10位アイザック・ハジャー39

チームランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム713
2位スクーデリア・フェラーリHP356
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム355
4位オラクル・レッドブル・レーシング346
5位ウイリアムズ・レーシング111
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム72
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム69
8位マネーグラム・ハースF1チーム62
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー60
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
第22戦ラスベガスGP 11/22
第23戦カタールGP 11/30
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号