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“ゼロ・サイドポッド”コンセプトを追求か断念か。岐路に立つメルセデスF1、フィルミングデーでアップデートの確認

2022年5月19日

 メルセデスF1チームが、F1第6戦スペインGPを前にした5月18日、フランスのポール・リカールでフィルミングデー走行を実施した。メルセデスは、スペインでW13に導入する予定のアップデートの確認を行い、データ収集をしたものと考えられている。


 今回の走行についてメルセデスは詳細は明かしていないが、当日はジョージ・ラッセルがW13のステアリングを握ったようだ。


 年間2日間認められているPR目的のフィルミングデーでは、走行距離は100kmに制限され、デモ走行用タイヤを使用しなければならない。今回のフィルミングデーはメルセデスにとって、2月に続く2回目に当たる。


 2022年のメルセデスは速さを発揮することができずに苦しんでおり、ここまでの5戦では大きな改善は見られていない。

2022年F1第5戦マイアミGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2022年F1第5戦マイアミGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

「マイアミで収集したデータからバルセロナに向けての改善を図るべく、ファクトリーではハードワークが行われている」とトト・ウォルフ代表は、スペインGPを前に語った。


「バルセロナでは冬季テストで走行した。その時からマシンは大きく進化しているが、現在のマシンについての情報との比較を行うのに適した場所だ。それによって一歩前進できることに期待している」


 バルセロナでのプレシーズンテストでメルセデスは、現在の“ゼロ・サイドポッド”ではない仕様を走らせていた。シミュレーションでは、“ゼロ・サイドポッド”を最適な車高で走らせることができれば、初期仕様よりも高いパフォーマンスを発揮するという結果が出ているといわれる。しかし今のところメルセデスは、激しいポーパシングにより、車高を下げることができずにいる。


 スペインGPでは、プレシーズンテストで走らせた初期仕様のマシンと現行仕様とのデータ比較を行うことが可能になる。


『Sky Sports』は、スペインGPで学んだことが、今シーズン残りの方向性だけでなく、2023年のマシンコンセプトにも影響する可能性があるとしている。現行仕様を推し進めるべきであるという確信を得られるのか、断念せざるを得ないのか、方針を定めるうえで、スペインはメルセデスにとって極めて重要な週末になりそうだ。



(autosport web)


レース

4/18(金) フリー走行1回目 22:30〜23:30
フリー走行2回目 26:00〜27:00
4/19(土) フリー走行3回目 22:30〜23:30
予選 26:00〜
4/20(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

※バーレーンGP終了時点
1位ランド・ノリス77
2位オスカー・ピアストリ74
3位マックス・フェルスタッペン69
4位ジョージ・ラッセル63
5位シャルル・ルクレール32
6位アンドレア・キミ・アントネッリ30
7位ルイス・ハミルトン25
8位アレクサンダー・アルボン18
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール10

チームランキング

※バーレーンGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム151
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム93
3位オラクル・レッドブル・レーシング71
4位スクーデリア・フェラーリHP57
5位マネーグラム・ハースF1チーム20
6位ウイリアムズ・レーシング19
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム10
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム7
9位BWTアルピーヌF1チーム6
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー6

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
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第6戦マイアミGP 5/4
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/18
第8戦モナコGP 5/25
第9戦スペインGP 6/1
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