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苦戦中のハミルトンに対し元チームメイトのアロンソがコメント。実力を認めつつも「F1とはそういうもの」

2022年5月13日

 フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は、2022年シーズンのF1でルイス・ハミルトン(メルセデス)が苦戦を続けている理由は「最速のマシン」を持っていないからだと指摘し、ハミルトンの実力を認めつつも、F1ではマシンが良くなければ結果が残せないという考えを示した。


 ハミルトンは2022年シーズン苦戦を続けている。開幕5戦で表彰台に登ったのは1度のみで、ドライバーズランキングはマイアミGP終了時点で6位。フェラーリやレッドブルといった昨シーズンまでのライバルとは大きく水を開けられている。


『Racing News 365』によると、アロンソはこの元王者の現状に対し、「F1はそういうものだし、これまでもそうだった」とコメント。さらに「ルイス(ハミルトン)がすべてのレース記録とポールポジション記録を塗り替えたのは、最速のマシンを持っていたからだ」と続けた。


 かつてマクラーレンでチームメイトだったころは確執が囁かれたふたりではあるが、この冷淡ともとれるアロンソの発言の本意は、ハミルトンを批判することにはないようだ。

2022年F1第5戦マイアミGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)/フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
2022年F1第5戦マイアミGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)/フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)


 アロンソは、アイルトン・セナやミハエル・シューマッハーとともに自らの名も例にとり、彼らがチャンピオンを獲得したときには「最速のマシンに乗っていた」と指摘。7度の世界チャンピオンを誇るハミルトンについても、その例に漏れることはない考えている。


 さらに、アロンソの発言には自身の経験による部分もある。2005年にルノーで当時の史上最年少記録でタイトルに輝いた彼もまた、様々なチームを渡り歩きながらもマシンに恵まれず、2006年以来チャンピオンから遠のいている。


 アロンソはあくまでハミルトンの実力は認めつつ、マシン性能が大きく問われる世界最高峰の自動車レースでは、それが結果に結びつかないことがあると示した。


「今も彼は素晴らしいレースができると思うけど、13位(エミリア・ロマーニャGP)でフィニッシュする。F1とはそういうものなんだ」

2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)/フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)/フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)

2007年にボーダフォン・マクラーレン・メルセデスでチームメイトだったハミルトンとアロンソ
2007年にボーダフォン・マクラーレン・メルセデスでチームメイトだったハミルトンとアロンソ



(autosport web)


レース

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1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム608
2位スクーデリア・フェラーリ584
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