ルノーＦ１チームのドライバーたちは、先週末ケニアのマリンディへと赴いた。肉体的・精神的トレーニングが目的だ。
　このトレーニングウイークは慣例として行われており、毎年冬になると、ルノーチームのドライバーはケニアにあるフラビオ・ブリアトーレの家へと集まる。物理療法士のエドアルドとファブリツィオも同行し、ドライバーたちは、ジョギング、ジム、マウンテンバイク、テニス、水泳といったさまざまな形でのトレーニングを行う。
「この時期、通常コンディションはすごくよくて、完璧な気候の下でトレーニングができる」とヤルノ・トゥルーリ。「それから、フラビオの家もとてもいいところだしね。いつも思い出に残る１週間になるんだ。ヨーロッパでは気温が５℃なことを考えるとなおさらだよ」
　フェルナンド・アロンソもチームメイトと同意見だ。「ただ運動してるってわけじゃないんだ。物理療法士はタフなプログラムを組んでくる。でも、毎日気温が上がる時間帯にはリラックスする時間も取れるんだ。その時は一息ついて楽しむよ」
　日常生活を離れた１週間は、それぞれの関係をさらに強めるいい機会となる。「シーズン中は次から次へとレースがあるし、レースや締め切りのストレスにさらされている」とブリアトーレ。「ここでは自分の時間が持てて、いろいろ話をしたりして互いの理解を深めることができる。今まで一緒に働いたドライバーたちはすべてここに来たよ。トレーニングのための一週間だけれど、ドライバーに自信を持たせる目的もあるんだ。今年は、フランク・モンタニーが初めて参加する。彼は他のドライバーのことをよく知ることになるだろうし、そうすればチームに溶け込むのがたやすくなるんだ」

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