ラルフ・シューマッハーのマネージャーであるウイリー・ウエバーがＢＭＷウイリアムズＦ１チームに対し、２００４年末で契約が切れた後、ラルフの選択肢は同チーム以外にもあると警告した。
　両者による交渉は明らかに膠着しており、先週金曜に独タブロイド紙ビルドが報じたところでは、チーム監督のサー・フランク・ウイリアムズは決着の遅れに辟易ししびれを切らしているという。
　ウエバーの最近の発言は、外から見る限り煮詰まったこの状況を多少なりとも進展させそうだ。
　ロイター通信の取材にウエバーはこう語る。「我々とウイリアムズは５つの契約書について話し合っており、それぞれが１００頁ずつもある」
「今の我々には何のプレッシャーもない。ラルフはトップドライバーの一人だし、選択肢は他にもある。契約条件が合わなければ、サインしないまでだ」
　ビルド紙によると、年俸に関して折り合いがつかないのが原因であり、ラルフが１シーズンあたり１，５００万ドルを要求しているのに対し、ウイリアムズ側は９００万ドルしか支払えないと言っているらしい。しかし当のラルフはこれを否定している。
「本当はお金の問題ではない」とＢＢＣスポーツオンラインで語るラルフ。「新聞で読んだこと全てを信じてはいけないよ」
「契約書の中に受け入れられない項目が２〜３ある。全面的に満足できていないので、交渉がまだ長引いている」
　ラルフのウイリアムズとの契約は２００４年末に切れるが、同じタイミングで現在のチームメイトであるファン−パブロ・モントーヤがマクラーレン入りすることが決まっている。

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