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アルピーヌF1離脱のプロスト、敬意に欠けるCEOの態度に辟易「ローランはひとりで仕事をしたがっている」

2022年1月19日

 アラン・プロストは、アルピーヌCEOのローラン・ロッシとの不和によりチームの意志決定プロセスから外され、最終的にはF1チームから離脱することになったと述べている。


 1月17日、アルピーヌF1チームがプロストとのディレクター兼アドバイザー契約を更新しないことが報じられた。しかしその後、4度の世界チャンピオンであるプロストはアルピーヌに対してソーシャルメディア上で発言し、双方が共同発表を行うことで同意していたはずであり、発表のタイミングについて落胆したと主張した。


「今日このニュースが報道されたやり方に非常に失望している」とプロストはインスタグラムに投稿した。


「我々は@alpinef1teamのアカウントでともに発表を行うことで同意したはずだ。敬意が感じられないことは残念だ!」


「アブダビで提示された2022年シーズンに向けたオファーを私は拒否した。それは個人的な人間関係によるものだったが、私は正しかった!」


 火曜日に発行されたフランスの日刊紙『L’Equipe』のインタビューで、プロストはアルピーヌ離脱の詳細について語り、ロッシについて「嫉妬深い」と非難した。


「これは敬意の問題だ。関係性はずっと複雑になった。多大な嫉妬があるのを感じた」


「ローランはひとりで仕事をしたがっており、誰の影響も受けないことを望んでいる。実際、彼は自ら私に対し、アドバイザーはもう不要だと話した。それでも彼はアブダビで私にオファーをしたが、私は断った」


「ローランは注目を浴びたがっている。私が関心を持っているのは、チームに所属してある種の意志決定に関わる仕事だ」


 プロストは、昨シーズンから変化の風が吹き始め、ロッシは次第にチームの古株を解雇するようになったと述べている。


「2021年シーズンは私にとって非常にとげとげしいものだった。実際に、古参は出ていかなければならないと感じた」


「私は変化を受け入れた。なぜならF1は常に同じやり方をとる必要はないからだ。違ったやり方をすることもできるし、それが昨年を通して行われたことだ」


「だが私にとって状況は複雑になりすぎた。私は意志決定にはもはや関与していなかった。私は情報を共有されないこともあったが、それでも公式な発言を続けなければならなかった」


「取締役会のメンバーであっても、直前に決定内容に気づくこともあった。聞こえなかったのかもしれないが、少なくとも間に合うように知らされるべきだった。これは敬意の問題だ。関係性はますます複雑になった」


「私が気に入らないのは、人間関係と人々への敬意の欠如だ。サーキットに着いた時に、チーム代表が挨拶もしなくなったら、それはもはや楽しみがないからだ。もうなんの敬意もなかった。それではうまくいかない」

アラン・プロスト(アルピーヌF1チーム アドバイザー)&ローラン・ロッシ(アルピーヌCEO)
2021年F1第14戦イタリアGP アラン・プロスト(アルピーヌF1チーム アドバイザー)&ローラン・ロッシ(アルピーヌCEO)


 プロストの退任は、先週のアルピーヌのエグゼクティブディレクターであるマルチン・ブコウスキーの離脱に続くものだった。さらに変化が起きる可能性があり、レーシングディレクターのダビデ・ブリビオもチームを離れるとうわさされている。


 しかしながら、アルピーヌの上層部の空白はすぐに埋められると予想されている。元アストンマーティンF1チーム代表のオットマー・サフナウアーが新チーム代表に就任すると見られているのだ。


 2022年シーズンに新しいテクニカルレギュレーションが導入されることを受けて、アルピーヌはF1の序列におけるポジションを向上させることを目指している。プロストは、アルピーヌの刷新されたパワーユニットには信頼性の問題が発生していると明かした。


「エンジンについては、信頼性についての話題がある」と51回のグランプリ優勝経験を持つプロストは語った。アルピーヌが2022年に優勝できるかどうかについては「答えるのは難しい」という。

アルピーヌF1チームのエグゼクティブディレクターを務めたマルチン・ブコウスキー
アルピーヌF1チームのエグゼクティブディレクターを務めたマルチン・ブコウスキー



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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