F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

改良版PUを投入したフェラーリF1。パフォーマンス向上の一方で「リスクも取ることになった」と明かす

2021年10月16日

 フェラーリは、2022年のハイブリッドシステムの実装についてリスクを取ったことを認めたが、早期にアップグレードを投入することは、来シーズンに有利なスタートを切るにあたって重要だと主張している。


 フェラーリのエンジニアは、昨年の冬にチームのパワーユニット(PU)を大きく進歩させた。弱点のあったPUは、2020年シーズンの不振の大きな原因となっていたのだ。


 しかしながら、新たなPUも旧スペックのハイブリッドシステムが使用されている。したがってフェラーリはアップデートを承認し、F1第15戦ロシアGPでシャルル・ルクレールに初のアップグレード版PUが割り当てられた。


 第16戦トルコGPではカルロス・サインツが新たなPUの恩恵を得ることになった。これはフェラーリが非常に重要となる2022年シーズンに先駆けて新ハイブリッドシステムを評価する計画によるものだ。2022年には、2025年末まで使用されるF1のエンジン仕様が確定される。

カルロス・サインツJr.(フェラーリ)
2021年F1第16戦トルコGP カルロス・サインツJr.(フェラーリ)


「ソチで新PUをシャルルのマシンに投入した当初に我々が述べたように、第一の目的は2022年を考慮して経験を積むことにある」とフェラーリF1のチーム代表であるマッティア・ビノットは語った。


「それが我々ができるだけ早く新PUを導入した理由だ。導入を推し進め、リスクも取ることになったが、これはすべてリスク評価なのだ」


「なぜなら、パワーユニットが凍結される2022年の前に、なんらかの形でコース上で走行距離を重ねて経験を積むことは、明らかに我々にとって重要だからだ。我々のためになるし、それが鍵であり理由なのだ」


 トルコGPで予選4番手につけたルクレールと、新PUを投入したサインツのふたりは、アップデートされたPUによって全体的にわずかなパフォーマンス向上を感じたと評価したことをビノットは認めた。


「これは我々に小さなアドバンテージをもたらしている。ラップタイムで数値化することはしたくないが、それはコースによるからだ」


「言ってみれば、純粋にICEのパワーだけではなく、エネルギー回生システムのおかげもあるだろう。だから少々複雑だ。だが明らかに我々にアドバンテージをもたらしている」


「シャルルの予選についても考えてみると、4番目の(ベスト)ラップタイムが出た。彼の後ろは非常に接戦になっているのが分かるから、あの仕様がなければ順位をいくつか落としていただろうと私は確信している」

シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2021年F1第16戦トルコGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


レース

12/6(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
12/7(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
12/8(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン437
2位ランド・ノリス374
3位シャルル・ルクレール356
4位オスカー・ピアストリ292
5位カルロス・サインツ290
6位ジョージ・ラッセル245
7位ルイス・ハミルトン223
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ70
10位ピエール・ガスリー42

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム666
2位スクーデリア・フェラーリ652
3位オラクル・レッドブル・レーシング589
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム468
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム94
6位BWTアルピーヌF1チーム65
7位マネーグラム・ハースF1チーム58
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー4

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
第23戦カタールGP 12/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd22 ラスベガス&Rd23 カタール&Rd24 アブダビGP号