最新記事
- 【F1チーム別技術レビュー:メルセデス】期待...
- 【2025年F1トップ10ドライバー】3位ルクレー...
- 【2025年F1トップ10ドライバー】4位ピアスト...
- 【2025年F1トップ10ドライバー】5位ラッセル...
- 精神的な弱点を克服したノリスとチャンピオン...
- 松田次生のF1目線:メンタルが鍵となった2025...
- 順位も報酬も鰻登り。新チャンピオンのボーナ...
- 【F1チーム別技術レビュー:フェラーリ】SF-2...
- タイトル獲得を実感するには「時間がかかる」...
- 【2025年F1トップ10ドライバー】6位サインツ...
- 【2025年F1ベスト・カラーリング・アンケート...
- 技術陣を再建し、実力で表彰台も見えた2025年...
ホンダF1田辺TD会見:新型ESは旧型との互換性を考えつつ「材料の進化、新材料の投入」により全体的に進化
2021年9月24日
今季ヨーロッパ最後のレースとなった3連戦でレッドブル・ホンダは2勝を挙げ、ドライバーズ選手権で再びマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が首位を奪還、コンストラクターズ選手権でもメルセデスとの差を詰めることに成功した。一方で3連戦最後のイタリアGPではアルファタウリ・ホンダも含め、期待した結果が出せずに終わった。
最終戦までアウェイのレースとなる今後はいっそう激烈な戦いが続くことが予想されるが、そんななかホンダは新たなエナジーストア(ES)の順次投入を行ってきた。「さらなる高効率化と軽量化」に成功したとされる新型エナジーストアへの期待を、ホンダF1田辺豊治テクニカルディレクターが語ってくれた。
────────────────────
──今回からヨーロッパ外のレースが始まります。
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):はい。先週までの3連戦では、最初の2戦は(マックス・)フェルスタッペンが勝利を挙げたものの、モンツァ(イタリアGP)ではリタイアを喫しただけでなく、ペナルティも科されてしまいました。アルファタウリの2台は、レース自体ほとんどできずに終わりました。このところ4台が揃って、いい形でレースを終えることができずにいます。今後はそれぞれがパフォーマンスを発揮し、レース完走、そしていい結果を残せればと願っています。
──後半戦では、新たなエナジーストアを投入しました。
田辺TD:まずフェルスタッペン、次に(セルジオ・)ペレス、そして(ピエール・)ガスリーの順で投入してきました。バッテリー開発は非常に時間の掛かるもので、量産車の先行技術など様々なノウハウを蓄積してきました。いわばオールホンダの開発支援、そして英国ミルトンキーンズのファクトリーも頑張り、本来なら来季投入予定だったものを前倒しで投入することができました。非常に厳しい戦いが続くなか、できることはなんでもしたい。その思いから、計画を早めました。

──高効率化と軽量化に成功しているとのことですが、既存モデルに比べてどこまで性能向上に成功しているのでしょうか?
田辺TD:具体的なことは言い難いのですが、たしかに昨年まで電気的な部分が弱点でした。そこはMGU-K、MGU-Hの改良でかなり追いつけました。バッテリーはそれとは別の部分ですが、高効率化ということで差は詰められたと考えています。さらに軽量化によって、車体パフォーマンスにも寄与しています。
──性能面では、予選よりもレースでの改善が見込めるのでしょうか?
田辺TD:両方で効率が上がっている、効果が出ていると考えています。
──軽量化については、車体の重量配分が変えられるほどの改良ですか?
田辺TD:決して小さいものではありません。
──リチウムバッテリーは重量あたりのエネルギー量はほぼ一定なのですが、そこで何かいいものが見つかったのでしょうか? あるいはシステム的に全体の軽量化がうまくいったということですか?
田辺TD:材料的にはホンダの研究所の技術が投入されています。年度途中のアップデートということで、旧型との互換性を考えないといけなかったです。とはいえ、その制限内での組み合わせ、そして材料そのものの進化、新材料の投入ですね。そのあたりを含め、全体的な進化を果たせています。


(取材・まとめ 柴田久仁夫)
関連ニュース
| 12/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 12/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |


