最新記事
- 2025年F1第16戦イタリアGP決勝:20人のドライ...
- 【追記】レコード更新のフェルスタッペンがPP...
- 「ティフォシが誇れるような結果を目指す」「...
- 「トップ勢と十分に争える自信がある」「タイ...
- ラッセル予選6番手、タイヤ選択の行き違いを...
- フェラーリのルクレール予選4番手「残念だが...
- 角田は不利な先頭でフェルスタッペンのポール...
- 作動温度領域の狭いタイヤを機能させ、予選の...
- フェルスタッペン、F1史上最速ラップでポール...
- 直近6戦で4回のQ3進出。マルコ博士が「B級」...
- 驚速フェルスタッペンが今季5回目のPP。モン...
- 【正式結果】2025年F1第16戦イタリアGP 予選
レッドブル・ホンダ密着:フェルスタッペンを優先しトウを与えたペレス。代表も「重要な役割を果たした」と賞賛
2021年9月11日
前戦オランダGPでメルセデスのルイス・ハミルトンとの真っ向勝負に完勝し、再びチャンピオンシップでリーダーとなったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。しかしクリスチャン・ホーナー代表は、イタリアGPに向けては、こう語って緊張感を緩ませることはしなかった。
「次のモンツァはメルセデスに向いたサーキット。我々はチャンピオンシップでダメージを最小限にする戦いをしなければならない」
2014年からスタートした現在のパワーユニット時代。全開率が最も高いモンツァは、パワーユニットの性能がラップタイムに大きく反映される。このモンツァでメルセデスは2014年から5年連続で優勝し、パワーユニット4社のなかで最も得意にしている。
そのモンツァで、フェルスタッペンは予選で3番手を獲得した。これは2015年にホンダがF1に復帰して以来、イタリアGPでの予選最高位となった。
そこにはF1最終年に向けて開発・投入してきたホンダの新骨格パワーユニットの力があったことは言うまでもないが、今回の3番手はそれだけが理由ではない。
予選後、ホーナー代表は、こう振り返った。
「今回は素晴らしいチームとしての結果だ。今日はチェコ(セルジオ・ペレス)が重要な役割を果たしてくれた。マックスにトウ(スリップストリーム)を与え、空気抵抗の少ない空間を与えるという素晴らしい仕事を全うした」
モンツァには4本の長いストレートがある。そのため、どのマシンも空気抵抗をなるべく小さくして走ろうとウイングを寝かせる。それでもF1マシンには大量の空気が前方から当たる。それを少しでも避けようと、予選では前者のスリップストリームをいかに利用するかという駆け引きが見られた。
しかし、この駆け引きは簡単ではない。そこでレッドブル・ホンダはフェルスタッペンの予選ポジションを優先して、チームメートのペレスにフェルスタッペンの前を走らせる役割を与えた。ペレスが予選で9番手に終わったのには、そんな理由があった。
「おそらく、チェコにとっては0.5秒ほどのタイムロスになったと思う。それがなければ、もう少し上の順位を獲得できていただろう」(ホーナー)
しかし、もしペレスがフェルスタッペンの前を走っていなければ、フェルスタッペンが0.5秒ほどのタイムロスをしていたかもしれない。そうなっていれば、フェルスタッペンは3番手を獲得できていなかった。
パワーユニットの性能をいかに活かすのかは、チームの戦略にかかっているということをあらためて思い知らされた今年のイタリアGPだった。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
9/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/7(日) | 決勝 | 22:00〜 |


1位 | オスカー・ピアストリ | 309 |
2位 | ランド・ノリス | 275 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 205 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 184 |
5位 | シャルル・ルクレール | 151 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 109 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 64 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 64 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | アイザック・ハジャー | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 584 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 260 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 248 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 214 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 80 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 60 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 51 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第16戦 | イタリアGP | 9/7 |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |

