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オレンジアーミーは“真のF1ファン”「鈴鹿くらいのホンダコールをいただき嬉しかった」/ホンダ山本MDインタビュー
2021年9月9日
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の母国レースとなった2021年F1第13戦オランダGP。フェルスタッペンはポール・トゥ・ウインで初の母国レースを制し、ドライバーズランキング首位の座を奪い返した。
ホンダF1の山本雅史マネージングディレクターは、母国のファンの前でも仕事に集中した結果を出したフェルスタッペンに「あらためて感心したというか、感動した」という。そして集まったオレンジアーミーは「真のF1のファン、誰に対しても紳士なファン」だったと語った。
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──まずは、後半戦2連勝おめでとうございます。きちんとしたレースでの勝利は第9戦オーストリアGP以来、4戦ぶりですね。
山本雅史マネージングディレクター(以下、山本MD):そうですね。夏休み前も残念なレースがありましたが、今日はマックスの母国オランダできっちりとしたレースでポール・トゥ・ウイン。メルセデスと特にルイス(・ハミルトン)とはまだまだ拮抗していますが、きっちりとしたレースができれば、今日のようなレースができることがわかりました。ベルギーのファンには申し訳ないレースとなりましたが、後半戦はこれで2連勝なので、後半としてはいいスタートになったと思います。
来週のモンツァでもしっかり戦い抜いて、チャンピオンシップ首位の座を維持していけたらと思っています。勝ったからと安心するのではなく、しっかりエンジニアに今日のデータを分析してもらい、来週に備えたいと思います。
──ドライバーズチャンピオンシップでは首位の座を奪い返しましたが、コンストラクターズの方は逆転できませんでした。
山本MD:昨日の予選では、(セルジオ・)ペレスがうまく噛み合わなかったんですけど、今日はピットレーンスタートから頑張って、8位でフィニッシュしてくれました。この力強い走りを来週のモンツァでも期待しています。コンストラクターズも来週、奪回できればいいなと思っています。
──ドライバーズチャンピオンシップですが残り9戦、いよいよカウントダウンですね。
山本MD:一戦一戦しっかりやり切っていくのがホンダとしてもレッドブルにとっても大事だと思っています。このままマックスのために全力でチームと力を合わせて総合力を発揮できるように進めたいです。
──母国グランプリで力を発揮するというのは、簡単なことではありませんが、フェルスタッペンは初めての母国グランプリで、しかもタイトル争いをしているなか、しっかりと結果を出した。山本さんは間近で見ていてどう感じていましたか。
山本MD:オランダのマックスファン、オレンジアーミーと言うんですか。オレンジ一色に染まったなかでマックス自身もプレッシャーだったと思うし、そんななかでポール・トゥ・ウイン。彼が言ってるようにドライバーがコックピットに収まったらオレンジの景色がどれだけ目に入っても、自分の仕事に集中する。そのメンタリティも含め、改めてすごいなと感心したというか、感動しました。
──僕らがイメージしているオレンジアーミーって、少し過激な感じだと思っていましたが、実際オランダでオレンジアーミーに接してみて、どんな雰囲気でしたか?
山本MD:マックスファンであることは間違いないのですが、同時に真のF1のファン、誰に対しても紳士なファンでした。F1村に対して本当にリスペクトしているファンです。そのなかで毎日、朝と帰りにゲートを通過すると、マックスコール、ホンダコールを贈っていただき本当にうれしかった。鈴鹿に帰ってきたくらいのホンダコールをいただき久々にうれしかったですね。
──SNSで拝見したのですが、ホンダコールをもらって山本さんがトンネル前でファンに手を上げて応えていましたね。
山本MD:楽しくなって、自然に手が上がった。でも、同時にこれでマックスのパワーユニットに何かトラブルでも起きたら、帰れないねって。それくらい僕らの方が緊張していました。だけどいいレースだったし、もちろんルイスとはこれからも厳しい戦いが続きますが、そんななか今回勝ち切ってくれたマックスに感謝だし、この戦いをこれからも続けられるようホンダも支えていきたいと思います。
■「こういうレースを鈴鹿のファンにも見せたかった」
──レッドブル・ホンダとしては3日間、何もなく過ごせて、いまはホッとしていますか。
山本MD:ホッとしています。これだけのファンが来て、応援してくれてるのに何かあったらいけないと思っていたので、それは鈴鹿も一緒ですよね。いい意味での緊張感がオランダではありました。
──今回の1勝は鈴鹿のぶんも合わせて2勝分の価値でしょうか。
山本MD:それはないけど、今週末のオランダのファンを見て改めて思ったのは、こういうレースを鈴鹿のファンにも見せたかったなということです。それが叶わず、本当に悔しい思いです。
──その思いは木曜日くらいから?
山本MD:そうですね。毎日通勤するたびにその思いは強くなりました。日本のファンもリスペクトしてくれる人が多い。そういう素晴らしいファンに会うことができないのが非常に残念です。
──レース後、優勝したレッドブル・ホンダがコースに出て、スタンドのファンが写るように記念撮影を一緒に行っていました。ファンからの声援はすごかったですか?
山本MD:すごかった。まだファンが残ってるスタンドをバックに写真撮ってもらってよかったと思うし、いい意味でこの熱狂が次のレースの力になります。引き続き頑張ります。
──鈴鹿で開催できていたら、こうやってFOMの許可をとってコースに出て、鈴鹿でもファンと一緒に何かできたんでしょうね。
山本MD:もちろんできたと思います。だからとても残念です。
──なんとかサンクスデーはやりたいですね。
山本MD:まだわかりませんが、いまの状態だと厳しいかもしれません。
──撤退前になんらかの方法でファンとの交流がしたいですね。
山本MD:私の口からはっきりは言えないけど、日本GPのタイミングで日本にいるファンのために何かやろうと考えているようです。もう少しで発表できると思います。
(Masahiro Owari)
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4/18(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
4/19(土) | フリー走行3回目 | 22:30〜23:30 |
予選 | 26:00〜 | |
4/20(日) | 決勝 | 26:00〜 |


1位 | ランド・ノリス | 77 |
2位 | オスカー・ピアストリ | 74 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 69 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 63 |
5位 | シャルル・ルクレール | 32 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 25 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 151 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 93 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 71 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 57 |
5位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
6位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 6 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

