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フェルスタッペンとハミルトンのスパでの接触を懸念する声「非常に危険。周囲は事前に忠告すべき」と元F1王者
2021年8月27日
1996年のF1世界チャンピオンであるデイモン・ヒルは、ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンとのライバル関係が激しくなっていることから、今週末のベルギーGPでアクシデントが起きることを懸念している。
シルキュイ・ド・スパ・フランコルシャンは現在のF1カレンダーのなかでも古いサーキットのひとつであり、最近非常に大きな事故が何度か起きている。2019年にはFIA-F2レースでアントワーヌ・ユベールがクラッシュによって亡くなった。
先月ウイリアムズのリザーブドライバーであるジャック・エイトケンは、スパ24時間レースの最中にラディオンの多重クラッシュに巻き込まれ、鎖骨と椎骨を骨折した。
ヒルは、ハミルトンとフェルスタッペンの間のライバル意識は新たなレベルへと激しさを増しており、イギリスGPの1周目での衝突で見られたような、さらに恐ろしい事故を起こす深刻なリスクがあると考えている。
「ここはシルバーストンのような高速サーキットだ」と今週ヒルは公式ポッドキャスト『F1 Nation』で語った。「彼らが高速で絡むことを恐れていないことはすでに示されている。だがスパには桁違いのリスクがある」
「そのことが懸念される」とヒルは強調した。「少し前にF2のレースでひどい事故が何度かあった」
「私が(レースディレクターの)マイケル・マシだったら、週末に向けたドライバーズブリーフィングで次のように言うだろう。『君たち、聞いてくれ。この場所では気をつけるように。ここはシーズン中、最速コースのひとつだ。ひとつたりとも危険な事案を発生させたくない』とね」
シルバーストンでのインシデントでは、フェルスタッペンがコプスの出口でバリアに激しく衝突し、レースをリタイアすることになった。接触相手のハミルトンにはペナルティが科されたが、彼はそれを消化した上で優勝した。
フェルスタッペンはその2週間後のハンガリーGPのスタートでも1周目のインシデントに巻き込まれた。ハミルトンのチームメイトであるバルテリ・ボッタスが、ターン1進入時のブレーキングでミスを犯し、多重事故を引き起こしたのだ。
こうしたインシデントにより、ハミルトンはドライバーズ選手権で首位を取り戻すことになり、メルセデスも夏季休暇前にコンストラクターズランキングでレッドブルの上に立った。
ヒルは、チームがドライバーたちを落ち着かせ、休み明け最初のレースであるベルギーGPに確執が起こらないよう最善を尽くす必要があると語っている。
「もしあなたがクリスチャン・ホーナーだったら、マックス・フェルスタッペンとじっくり話をし、こう言う必要があるだろう。『我々はクリーンな週末を求めている』とね」
「直近の2レースで、彼は1周目のクラッシュに巻き込まれている。そして大量のポイントを失った。スパではもしルイス・ハミルトンの後ろで2位になったとしても、それは素晴らしい結果だ」
フェルスタッペンはスパをお気に入りのサーキットに挙げており、パンデミック前には、スパにはオランダから“オレンジ軍団”と呼ばれるファンが大勢集まり、彼を熱心に応援するシーンが見られた。しかし、フェルスタッペンはまだスパで優勝したことも、ポールポジションを獲得したこともない。
現役F1ドライバーでベルギーGPで最も成功を収めているのはハミルトンとキミ・ライコネンでそれぞれ4回優勝している。歴代全ドライバーでは、ミハエル・シューマッハーの6勝が最多、続くのがアイルトン・セナの5勝だ。
メルセデスのハミルトンとボッタスのペアは、昨年のレースではワン・ツー・フィニッシュを飾っており、フェルスタッペンは3位だった。しかし今のレッドブルは去年よりはるかに強力であり、今年優勝するチャンスは十分あると考えられる。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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4/11(金) | フリー走行1回目 | 20:30〜21:30 |
フリー走行2回目 | 24:00〜25:00 | |
4/12(土) | フリー走行3回目 | 21:30〜22:30 |
予選 | 25:00〜 | |
4/13(日) | 決勝 | 24:00〜 |


1位 | ランド・ノリス | 62 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 61 |
3位 | オスカー・ピアストリ | 49 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 45 |
5位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
6位 | シャルル・ルクレール | 20 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 15 |
9位 | エステバン・オコン | 10 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 111 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 75 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 61 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 35 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 15 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |

