ジョーダンのふたりのドライバー、ジャンカルロ・フィジケラとラルフ・ファーマンにとって、今週末日本ＧＰが行われる鈴鹿は大のお気に入りのコースだ。
　来季からザウバーへの移籍が決まっているフィジケラは、最終戦についてこう語る。「今年の日本戦は僕にとって大きな意味を持っているんだ。今のチームでの最後のグランプリになるからね。できる限りいい形でジョーダン最後のレースを締めくくりたいよ。インディアナポリスでは必死に頑張ってポイントを獲得することができた。天候が味方してくれたし、ヒューマンファクターがマシンの限界を補う働きをしたよね。トヨタとはたった１ポイント差だから、彼らを負かすために、今週末もアメリカの再演となればいいな。ハードな戦いになるだろうけど、鈴鹿は常に驚くような出来事が起こるところだからね」
　一方、昨年のフォーミュラ・ニッポンの覇者、ラルフ・ファーマンは久しぶりの鈴鹿を前に、こうコメントしている。「鈴鹿の週末が待ちきれないよ。去年フォーミュラ・ニッポンのタイトルを取った地だけに、特別な思い出があるんだ。かなりファンもいるしね。６年間日本でレースをしてきたから、このコースをＦ１マシンで走るのが待ち遠しいね。このコースのことはよく知っているし、できる限りいい形でシーズンを締めくくりたいと思っているよ」

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