本山哲が、今週末の日本ＧＰでジョーダンに乗ることが正式に決まった。金曜日午前に行なわれるプライベートテストで、３台目のジョーダンＥＪ１３・フォードをドライブすることになったのだ。

　フォーミュラ・ニッポンで二度のチャンピオンを獲得し、名実共に“日本一速い男”の称号を得た本山だが、これまでＦ１へのチャンスが開かれることはなかった。今回、鈴木亜久里氏が仲介役として本山とジョーダンチームを引き合わせ、実現に至った。ジョーダンチームも、日本での本山の実績に強い関心を示していたという。
　本山が走るのは１０月１０日金曜日の午前８時３０分〜１０時３０分までの２時間のみ。勝手知ったる鈴鹿サーキットを舞台に、日本一速い男がどのような走りを見せてくれるか、大いに期待したい。

本山　哲
「このような素晴らしい機会を与えてくれたジョーダンチームに感謝している。Ｆ１を走らせることは長い間の夢だった。鈴鹿では何回もレースしており、サーキットは知り尽くしている。もちろんＦ１マシンを走らせるのは生まれて初めてのことだがら、勝手は違うとは思う。自分にとって大きな挑戦だが、限られた時間の中で自分の能力を示すためにもベストを尽くす」

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