インディアナポリスでポイントフィニッシュを飾ったジャガー・レーシングが、鈴鹿で開催される今季の最終戦に臨む。
マーク・ウエーバーもジャスティン・ウイルソンも鈴鹿への意気込みは盛ん。2人とも、ジャガーがコンストラクターズ選手権の5位を獲得できるよう、ポイントを獲得する最後のチャンスを楽しみにしている。
ウエーバーは、先週のアメリカGPで22周目を走行中、雨の中スピンを喫し、そのままリタイアに終わった。しかし、ここまで17ポイントを獲得しているウエーバーは、最終戦での上位フィニッシュを期している。
「シーズン最後のレースに向けて、戦いはすでに始まっている。ついに今年も最終戦を迎えることになったね。この8カ月間で僕たちの調子はかなり上向いてきたので、ワクワクしている。鈴鹿はあらゆる基準値から考えてみると、僕たちにとって楽なレースになりそうにない。しかし、これまで通り、ジャガー・レーシングのやり方を以って一致団結して事に当たれば、必ずポイントが獲れる走りを見せることができると信じている」
「去年の鈴鹿は10位だった。鈴鹿のドライブはかなり楽しい。予選では上位を狙っていく。インディアナポリスではうまく行かなかったからね。今度も天候がレースの鍵を握ることになると思うが、僕たちは、インディアナポリスの不安定な天候を経験して以来、あらゆる事態に対して入念な準備を行っている。来週までにやらねばならぬことは全てやっておかなければならない。それにしてもレースが待ち遠しいね。今回はきっと完走できると思うよ!」
一方のウイルソンはアメリカGPで、チームに加入して初めてとなる完走、並びに1ポイントのポイント獲得を果たした。ウイルソンは今週末のGPで、来季もジャガーでドライブできるよう、印象的な走りを見せたいと意気込んでいる。
「インディアナポリスで8位入賞を果たし、僕もチームも意気揚々となった。獲得した1ポイントと共にポジティブなムードで、そのまま直接日本にやってきた。以来、チームの物理療法士と共にフィットネスを行ったりコースを学習したりしている。鈴鹿は初めてなので、再びチャンレジングな週末になると思う。でも、金曜日にテストがあるから助かるね。予選までにはプレッシャーが軽くなっていると思うよ」
「予選ではできるだけ上位につけようと考えている。もちろん、いつも通り、レース戦略はとても重要なものであり、僕たちにとって一番の要だ。今度の最終戦の後で来季のドライバーズラインナップが決まるので、レースでは果敢に攻め、全力を尽くして再び完走を果たそうと思っている。もちろん、ポイントも狙っていくよ!」