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レッドブル・ホンダ密着:ポールを狙える確信を持って臨んだ予選。思わぬクラッシュやフェラーリの存在が脅威に
2021年6月6日
2021年F1第6戦アゼルバイジャンGPの土曜日は、レッドブル・ホンダにとっては、予想外の出来事が続いた1日だったのではないだろうか。
最初の想定外の出来事は、フリー走行3回目でのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のクラッシュだった。
ハードタイヤで自己ベストを更新しながら走行中、ターン15のブレーキングで止まりきれずに、コーナー出口の衝撃吸収材のテックプロバリアにクラッシュ。フロントサスにダメージを負って動けなくなったフェルスタッペンは、その場でマシンを降り、セッションは赤旗中断となった。
予選までに修復作業を終えたフェルスタッペンには、この時点でまだポールポジションを獲れる自信があった。しかし、ここで思わぬ伏兵が現れる。それはフェラーリだった。Q1でトップタイムをマークしていたのは金曜日に出遅れたメルセデスのルイス・ハミルトン。だが、フェルスタッペンとレッドブル・ホンダにとってはQ1のハミルトンのタイムはある程度、予想できていた。
Q2でトップタイムを奪い返したフェルスタッペン。あとはQ3の2回のアタックで自分の力を出すだけだった。
しかし、最初のアタックで風の影響受けて、1周をまとめきれなかったフェルスタッペンは、1回目のアタックで暫定ポールポジションを奪うことができなかった。しかも、1回目のアタックで暫定ポールポジションを獲得したのは、最大のライバルだと思っていたハミルトンではなく、シャルル・ルクレール(フェラーリ)だったということも、レッドブル・ホンダ陣営にとっては予想外だったのではないだろうか。
それでも、フェルスタッペンは「ポールポジションを狙えると確信していた」という。そして、臨んだ最後のアタックでフェルスタッペンは最後の想定外の出来事に見舞われる。それは同じホンダのパワーユニットを搭載する角田裕毅(アルファタウリ)がクラッシュし、赤旗を出してしまったことだった。これにより、セッションは時間切れ。アゼルバイジャンGPの予選トップ10の順位は、Q3の1回目のタイムで決定した。
「この週末はずっと調子が良くて、ポールポジションを狙えると確信していたから、この結果はあまりうれしくはない。でも、市街地サーキットだから、こういうこともある。しかも、ここはオーバーテイクが可能だし、僕たちのマシンが速いこともわかっているから、3番手も悪くはない」
確かにフェルスタッペンにはまだ勝つチャンスは十分にある。ただし、そのために戦わなければならない相手は、メルセデスなのか、フェラーリなのか。
前戦モナコGPから復調してきたフェラーリが、このアゼルバイジャンGPではポールポジション争いだけでなく、優勝争いに加わってくる。
「3チームが上位を占めているから、戦略的にもとてもおもしろいレースになるだろう。明日はどんなことができるか見てみよう」
フェラーリの復活がレッドブル・ホンダとタイトル争いにどのような影響を与えるのか。その答えは、まだ誰も想定できていない。
(Masahiro Owari)
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6/14(土) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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6/15(日) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
6/16(月) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 198 |
2位 | ランド・ノリス | 176 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 136 |
5位 | シャルル・ルクレール | 104 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 79 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 22 |
10位 | アイザック・ハジャー | 21 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 374 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 199 |
3位 | スクーデリア・フェラーリHP | 183 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 28 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 28 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 22 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 20 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

