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【角田裕毅F1第2戦密着】赤旗後のスピンで入賞逃す。走り出しは「無理せず慎重に、集中力を維持したい」と重要性を痛感
2021年4月19日
レースを終えて、ジャーナリストたちが待つ『メディア・ペン』の取材エリアにやってきた角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は、木曜日までの笑顔はまったくなかった。それは、次のような第一声からもわかる。
「本当に悔しい気持ちでいっぱいです」
予選で大クラッシュした角田は、この日、パワーユニットとギヤボックスを交換し、最後尾からスタートした。オープニングラップで最後尾から15番手までジャンプアップ。「自分の意思でインターミディエイトタイヤでスタートした」という角田は、ウエットタイヤでスタートしたものの雨が上がり、ペースの上がらなくなったチームメートのピエール・ガスリーを交わして、13周目には13番手まで順位を上げた。
その後、25周目にインターミディエイトからミディアムタイヤに交換して12番手とすると、直後にジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)とバルテリ・ボッタス(メルセデス)が接触事故でリタイアし、10番手で赤旗中断を迎えた。
「レッドフラッグまではまあまあ良かった」という角田。さらにセーフティーカー先導で1周のローリング中に8番手のキミ・ライコネン(アルファロメオ)がコースオフし、9番手へ浮上。角田の闘志に火がついても不思議ではない。しかし、この日のイモラは角田に限らず、多くのドライバーたちがミスを犯す難しいコンディション。セーフティーカーがピットインし、レースが再開した直後のタンブレロで角田はスピンを犯し、グラベルの餌食となった。
「レッドフラッグ後の2コーナーでハミルトンを抜かしたと思ってアクセルを踏んだら、もう全然後ろ(リヤタイヤ)のグリップがなくて、ウエットパッチ(部分的に濡れた路面)に乗ったのだと思うのですが、そのままスピンしてしまいました」
それでも、イモラはチームのホームレース。なんとかグラベルを脱出した角田は、最後まで必死にレースを続けた。しかしポイントには届かず、逆にレース終盤にトラックリミット違反を問われ、5秒のタイムペナルティを科せられ12位に終わった。
今週のイモラでのグランプリで、一番学んだことは何かと尋ねると、角田はこう答えた。
「一番学んだことは、1周目。レースだけでなく、予選のQ1など走りはじめはあまり無理しないようにというか、もう少し慎重に、集中力を維持したい。集中力が少し欠けたのかわからないですけど、ちょっと油断もあったのかもしれないですね。それをこれから克服できたらなと思っています」
じつは木曜日に角田は、エミリア・ロマーニャGPでの目標について、こう答えていた。
「目標はバーレーンと同じ。チームのホームトラックで、僕もここでいっぱい走ってきたので、自信はあるのですが、その自信が油断にならないように気を引き締めて、1セッション1セッション、1ラップ1ラップを大切にして、チームメイトからもいろいろなことを学んで、次につながるような経験ができたらいいなと思っています」
この日のレースでミスを犯したドライバーは角田だけではない。フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、そしてルイス・ハミルトン(メルセデス)でさえ、ミスを犯した。
「チームに迷惑をかけてばかりで、いいところを全然見せられなかった」と落胆する角田の胸中は察するに余りある。しかし、「しっかり学んで、次に活かしたい」と反省する角田を責めるスタッフはいないだろう。大切なことはミスから何を学び、次にどう活かすか。2戦目が終わったばかり、そのチャンスはまだ残されている。
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 403 |
2位 | ランド・ノリス | 340 |
3位 | シャルル・ルクレール | 319 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 268 |
5位 | カルロス・サインツ | 259 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 217 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 208 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 63 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 35 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 608 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 584 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 555 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 425 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 50 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |