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【角田裕毅F1第2戦密着】「目をつぶってでも走れる」慣れ親しんだイモラ。トラブルにも動じずデータ収集を終える
2021年4月17日
日本人として、初めてF1のデビュー戦で入賞を果たした角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)。バーレーンGP後は自宅があるイギリスへ戻り、3週間後のエミリア・ロマーニャGPに向けて準備を整えていた。
「バーレーンGPの後は(イギリスで)自主隔離していたので、レッドブルのシミュレーターに乗ったり、トレーニング以外は基本的には家でゲームをしていました(笑)」
グランプリ名称である『エミリア・ロマーニャ』は、舞台となるイモラがある州で、アルファタウリのファクトリーがあるファエンツァも同州にある。グランプリ前に角田はファクトリーに寄ったのか。
「イタリアにはいたのですが、昨日(4月14日)までずっと『アルファタウリ・ファッション』のほうの撮影で忙しくて、寄っていないです」という角田は、グランプリ前日に行うコースウォーク時も『アルファタウリ・ファッション』に身を包み、チームの行うビデオ撮影を兼ねて、エンジニアとともに4.909kmのコースを1周していた。
そのコースを、グランプリ初日、角田は思う存分AT02で走ることができなかった。フリー走行1回目が始まってすぐ、コースインした角田のパワーユニットに異常を示すデータが発見されたためだ。ピットインした角田のパワーユニットを確認し、セッション中に可能な範囲で対策を施し、再びピットアウトした角田だが、完全には問題が解決しないまま、セッションが終了。セッション後のインターバルで、ホンダはESとCEを交換する決断を下した。
グランプリ開幕直後につまずいた形となった角田だが、イモラは角田にとって最も慣れ親しんだコース。初めてF1マシンをドライブした昨年11月上旬のプライベートテストは、ここイモラで行われた。今年に入ってからも、1月下旬に再びプライベートテストを行い、2月下旬にはフィルミングデーを利用した新車のシェイクダウンテストも行っている。
「F1では最も走っているサーキット。目をつぶってでも走れる」(角田)というイモラでのつまずきは、角田にとって大きなダメージにはつながらなかったようだ。それはトラブルフリーだったフリー走行2回目は7番手のタイムを刻んでいたことでもわかる。
「フリー走行1回目で問題が発生したためにあまり多く走れず、プッシュできたのは4ラップだけでしたが、マシンの感触は良かった。だから、フリー走行2回目ですぐにペースを上げて、プッシュできました。ソフトタイヤでの興味深いデータが多く収集できたので、これから分析して、明日の予選前のフリー走行で、セットアップを煮詰めたい」
トラブルにも動じず、きっちりと自分の仕事をこなしていた角田。バーレーンGPから3週間、角田はまた少し逞しくなっていた。
(Masahiro Owari)
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5/30(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
5/31(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
6/1(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 186 |
2位 | ランド・ノリス | 176 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 137 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
5位 | シャルル・ルクレール | 94 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 71 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | アイザック・ハジャー | 21 |
10位 | エステバン・オコン | 20 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 362 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 165 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 159 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 144 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 54 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 26 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 16 |
9位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 16 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

