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レッドブル・ホンダ密着:ライバル勢を圧倒しポール獲得のフェルスタッペン。Q2落ちのペレスは焦らず

2021年3月28日

 圧巻の予選だった。


 ポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)につけたタイム差は、0.388秒。2020年最終戦アブダビGPでポールポジションを獲得した際のフェルスタッペンと2番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)とのタイム差が0.025秒だったから、今回は完勝といっていいだろう。


「アブダビでの勝利の後、チームは全員が士気高く、本当にハードに取り組んでくれた。現場とファクトリーのみんなが最高の仕事をして、僕にこのマシンをもたらしてくれた。チームだけでなく、ホンダもこれまでと同様にこのオフシーズンも懸命に働いてくれた。彼らはいつも全力を尽くし、僕らと同様に勝利を望んでいる集団だ。彼らの仕事ぶりは素晴らしく、今日の結果はホンダの功績によるところが大きい」(フェルスタッペン)


 開幕戦のポールポジションはレッドブルにとっては2013年以来だが、ホンダにとっては1991年のアメリカGPのアイルトン・セナ(マクラーレン・ホンダ)以来となる。その年、ホンダはマクラーレンと組んでシーズンを制覇。それがホンダにとって、最後のコンストラクターズ選手権でのタイトルだった。


 そのアメリカGPでホンダのスタッフとして現場で仕事をしていた田辺豊治F1テクニカルディレクターは、開幕戦でポールポジションを獲得する意味を次のように語った。


「プレシーズンテストでぼんやりではありますが、だいたい勢力図は見えていましたが、実際に蓋を開けてポールポジションを獲得したことで、昨年の開幕時よりはいいポジションにいると感じています。ポジティブなシーズンスタートを迎えられるという意味で、初戦のポールポジション獲得というのは気持ち的にいいですし、ホンダのF1ラストシーズンの幕開けとしても、非常に励みになる予選結果だったと思います」

2021年F1第1戦バーレーンGP ポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第1戦バーレーンGP ポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

2021年F1第1戦バーレーンGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第1戦バーレーンGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)


 レッドブル・ホンダでの初めて予選となったセルジオ・ペレスは、予選Q2をミディアムタイヤで突破しようしたが、うまくタイヤを機能させることができず11番手に終わった。しかし、不本意な結果にも焦りはない。


「ポールポジションを獲得したマックス(・フェルスタッペン)とチームにはおめでとうと言いたい。シーズンのスタートとしては完璧な結果だ。僕の予選11番手という結果は予想外だったけれど、確実に進歩している部分はある。まだ十分ではないけれども、今日もフリー走行3回目から予選までに前進することができた。Q2でのミディアムでのアタックは、ターン13でふくらんでしまい0.2秒ほど失った」(ペレス)


 もし、ターン13でのミスがなければ、フェルスタッペンと近いタイムでQ2を突破できていた。ペレスにとってバーレーンは表彰台にも上がり、昨年はレイアウトが異なる第16戦サクヒールGPで優勝したこともある相性のいい国。タイヤに厳しいレースになれば、ペレスにとっては大きく挽回するチャンスとなるかもしれない。

2021年F1第1戦バーレーンGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第1戦バーレーンGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

2021年F1第1戦バーレーンGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第1戦バーレーンGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

2021年F1第1戦バーレーンGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第1戦バーレーンGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)




(Masahiro Owari)


レース

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スプリント予選 結果 / レポート
11/30(日) スプリント 23:00〜24:00
予選 27:00〜
12/1(日) 決勝 25:00〜


ドライバーズランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン403
2位ランド・ノリス340
3位シャルル・ルクレール319
4位オスカー・ピアストリ268
5位カルロス・サインツ259
6位ジョージ・ラッセル217
7位ルイス・ハミルトン208
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ63
10位ニコ・ヒュルケンベルグ35

チームランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム608
2位スクーデリア・フェラーリ584
3位オラクル・レッドブル・レーシング555
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム425
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位マネーグラム・ハースF1チーム50
7位BWTアルピーヌF1チーム49
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
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