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ベストタイムでは下位に沈むもまだまだプッシュ可能。改善の余地を残して開幕を迎えるハース/F1チームメイト比較(5)
2021年3月23日
バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われたプレシーズンテストを終え、現在はチーム、ドライバーともに同地で行われる2021年シーズンの開幕戦に備えているところだろう。今回はテストで見えた各チームのドライバーふたりのパフォーマンスを比較。連載第5回は、ウラルカリ・ハースF1チームのミック・シューマッハーとニキータ・マゼピンだ。
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ルーキードライバーをふたりデビューさせるハースにとって、プレシーズンテストの最大の目的は、若いドライバーふたりが最新のF1マシンを少しでも長くドライブし、エンジニアとシーズンを見据えた共同作業を行っていくという経験値だった。
しかし、テスト初日の前半セッションを担当したミック・シューマッハーは、油圧系に問題を抱えて、ギヤボックス交換が必要となり、走り始めからわずか7周でガレージに戻ってしまった。セッションが終了する30分前にチームはギヤボックスを交換しシューマッハーはコースに復帰したが、15周にとどまった。
「もっと走りたかった。油圧の問題でかなり長い時間、ガレージにとどまっていた。幸い、最後には数周走れたけど、今日は風が強く、砂塵が舞っていたため、コーナーごとに感触が違って難しかった」(シューマッハー)
一方、初日後半のセッションを担当したニキータ・マゼピンは順調にプログラムを進め、70周を走り込んだ。
「今日は周回を重ねることが重要だった。午後に入って、さらに砂と風が強くなってチャレンジングなコンディションだったけど、すべての経験が僕にとっては良い勉強になった。F2を卒業してF1にステップアップするのは明らかに大きな一歩だけど、初日としてはすごく満足している」(マゼピン)
したがって、初日のシューマッハーのタイムはほとんど参考にならず、シューマッハーにとっては事実上2日目が初日で、3日目が2日目のタイムとして見たほうがいい。そう考えると、シューマッハはいずれもチームメートのマゼピンを上回っていることがわかる。もしテストが4日間あり、シューマッハにとっての事実上の3日目があれば、3日目の前半セッションでC3を履いて1分32秒053をマークしていたシューマッハーが、C4で1分31秒台に突入していた可能性は高い。
また割り当てられた1日半のセッションで、全体で3番目に長い213周(1153km)を走り込めたマゼピンにとっては、この経験をシーズンに入ってから活かすことができれば、さらに飛躍することは十分可能だ。
ふたりともベストタイムでは下位に沈んでいるが、そのタイムを記録したのはセッションの中盤で、路面コンディテションとしては必ずしも最適な状況ではなかった。つまり、ハースのふたりはいずれもまだまだプッシュできる要素を残してテストを終えていることも忘れてはならない。
とはいえ、すでに開発の焦点を2022年シーズンに向けているハースは、2021年型マシンにはトークンを使用せず、レギュレーション変更に準拠するための必要最低限の変更しか『VF-21』に施していないため、今年は予選Q2に進出することは簡単ではないだろう。そうなると、今年のハースにとって重要になるのがレースでのマネジメント。この点でも、FIA-F2時代の走りを見る限り、シューマッハーのほうがマゼピンよりも一枚上手か。
▼データ
ミック・シューマッハー
【ベストタイム】全体19番手 1分32秒053 C3
1日目:16番手 1分36秒127 15周 C2
2日目:12番手 1分32秒883 88周 C4
3日目:15番手 1分32秒053 78周 C3
【走行距離】
全体12番手 181周(979km)
ニキータ・マゼピン
【ベストタイム】全体17番手 1分31秒531 C4
1日目:15番手 1分34秒798 70周 C3
2日目:14番手 1分33秒101 76周 C4
3日目:14番手 1分31秒531 67周 C4
【走行距離】
全体3番手 213周(1153km)
(Masahiro Owari)
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4/18(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
4/19(土) | フリー走行3回目 | 22:30〜23:30 |
予選 | 26:00〜 | |
4/20(日) | 決勝 | 26:00〜 |


1位 | ランド・ノリス | 77 |
2位 | オスカー・ピアストリ | 74 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 69 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 63 |
5位 | シャルル・ルクレール | 32 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 25 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 151 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 93 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 71 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 57 |
5位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
6位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 6 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

