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トト・ウォルフ、メルセデスF1代表を継続へ。スポンサーの『イネオス』はチームの株式を1/3取得

2020年12月18日

 12月18日(金)、メルセデスAMGペトロナス・モータースポーツは、スポンサーであるイギリスの大手化学企業『イネオス』がチームの株式の3分の1を取得したことを発表した。これによりダイムラーAG、イネオス、そしてチーム代表を務めるトト・ウォルフの3者が平等にチームの株式を取得することになる。


 メルセデスF1の公式サイトによると、イネオスがチームの株式の3分の1を取得したことで、同社はチームの主要パートナーとなる。これと並行して、イネオス、ダイムラー、ウォルフが対等なパートナーとなれるよう、ダイムラーは取得していた株式を減らし、一方でウォルフの持つ株式は増加した。


 2021年からは新たな財政規則が導入されるが、メルセデス・ベンツのパフォーマンス部門であるメルセデス-AMGとの連携を密にすることにより、チームはいっそう強化される。また、モータースポーツを超える革新的なプロジェクトのために、高性能なエンジニアリング能力を活用する新しい事業部門『アプライド・サイエンス』を通じた多角化がすでに始まっているという。


 そして、今回発表された新しい株主の構成のもと、ウォルフが2021年から3年間チーム代表とCEOを兼任して指揮を執ることが明らかになった。ウォルフはメルセデスF1のチーム代表を退くのではないかと、これまで様々な噂が流れていたが、今後は彼自身で適切な時期だと判断した時に、新たな役員職に移る機会が与えられることになるという。

ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2020年F1第9戦トスカーナGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

2020年F1第9戦トスカーナGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
メルセデスの2020年型マシン『W11』には、インダクションポッドをはじめ、リヤウイングの裏側、フロントウイングのエンドプレート内側などにイネオスのロゴが掲載され、一部にはレッドがあしらわれている


 留任が決まったウォルフは、チームの公式サイトにおいて、まるで家族のようなチームとともに仕事ができることを嬉しく思っているとコメントを寄せた。


メルセデス-AMG・ペトロナスF1チームのために、新しい章を始めることができて嬉しく思う。このチームは、私にとってはまるで家族のようだ。我々はこれまでたくさんの浮き沈みを経験してきたが、このスポーツにおいてこれ以上に良い仲間と一緒に仕事ができるとは想像できない。新しい時代に向けて一緒に仕事ができることをとても嬉しく思っている」


「イネオスからの新たな投資は、F1チームにとってのビジネスが安定しているということを裏付けるものであり、厳しい1年を終えたF1における自信を示す重要なシグナルとなる」


「ジム、アンディ、ジョンを共同オーナーとしてチームに迎えられることを嬉しく思う。彼らは世界で最も収益性の高い企業のひとつを築き上げて、真の起業家精神を体現している。彼らの専門知識は、今後も取締役会を強化していくことだろう」


「また、オラ、マークス・シェファー、メルセデス・ベンツとのパートナーシップを今後も継続できることを光栄に思っている。2010年以降、このブランドが一流のモータースポーツの遺産に加えられたことを誇りに思うとともに、今後数年間で組織をさらに成長させていきたいという野心を共有している」

左からトト・ウォルフ(メルセデスAMGペトロナス・モータースポーツ チーム代表)、ジム・ラットクリフ(イネオス 会長)、オラ・ケレニウス(ダイムラー 会長)
左からトト・ウォルフ(メルセデスAMGペトロナス・モータースポーツ チーム代表)、ジム・ラットクリフ(イネオス 会長)、オラ・ケレニウス(ダイムラー 会長)



(autosport web)


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