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F1サクヒールGP FP1:ハミルトンの代役務めるラッセルが首位発進。ホンダPU勢は4台がトップ6に

2020年12月5日

 2020年F1第16戦サクヒールGPのフリー走行1回目は、メルセデスのジョージ・ラッセルがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2番手、アレクサンダー・アルボンは3番手となっている。


 ルイス・ハミルトン(メルセデス)の新型コロナウイルス陽性判明で、幕を明けた第16戦サクヒールGP。メルセデスはラッセルの抜擢を決め、ウイリアムズは代わりにFIA-F2参戦中のジャック・エイトケンを走らせることになった。さらに先週末の大事故で欠場を決めたロマン・グロージャン(ハース)に代わって、ピエトロ・フィッティパルディがハースのステアリングを握る。1回のレース週末に3人のドライバーが入れ替わるのは、非常に珍しい現象だ。

ピエトロ・フィッティパルディ(ハース)
2020年F1第16戦サクヒールGP ピエトロ・フィッティパルディ(ハース)


 前戦に続いて同じバーレーン・インターナショナル・サーキットでの開催となるが、今回はアウト側のレイアウトを使用する。コーナーは15から11に減り、1周の距離も5.412kmから3.543kmに。高速コーナー主体となることから、ラップタイムが50秒台前半になることは明らかだ。FP1が始まってわずか20分しか経っていない時点で、暫定トップのカルロス・サインツJr.(マクラーレン)はすでに56秒631のタイムを出している。


 今週末は予選、レースともに、完全に日没後のナイトレースとして行われる。現地時間16時30分から始まったFP1はセッション中に日が沈む時間帯で、開始時の気温26度はともかく、30度の路面温度は終了までには数度下がるはずだ。大部分が新区間となるセクター2の路面コンディションがまだ整ってないと判断しているのか、開始後20分経ってもレッドブル・ホンダの2台は1周もしていない。


 開始後22分にようやくアルボンが、その2分後にはフェルスタッペンもコースに向かった。ともに最初からソフトタイヤを装着し、フェルスタッペンは2番手。アルボンはチームメイトから0.15秒落ちの3番手につけている。この時点でトップのバルテリ・ボッタス(メルセデス)は、同じソフトで55秒154までタイムを伸ばしている。ラッセルもソフトを履き、約1秒落ちの7番手だ。


 開始後53分、2セット目のソフトを履いたラッセルが、自己ベストを約1秒縮める55秒030のトップタイムを叩き出した。すると2番手に後退したボッタスも2セット目に履き替え、追撃にかかる。しかし自己ベスト更新はできず。その間にピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が、ボッタスから0.012秒差の3番手まで上がった。


 直後にはフェルスタッペンが、54秒848でトップに立つ。しかし本人は、右側のタイヤの内圧が下がっていると気にしている。ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)もフェルスタッペンから0.163秒遅れの2番手タイムを出したものの、タイムを更新したボッタスにその座を奪われた。


 終了25分前、アルボンが54秒565のトップタイムを出したが、すぐにラッセルが0.176秒しのいで初めて首位に立った。路面コンディションの改善代が大きく、周回ごとにタイムが更新される状況だ。


 このセッショントップはラッセル。0.176秒差でフェルスタッペン、3番手のアルボンは、1周が短いコースとはいえチームメイトから0.089秒差と、いつもより詰めている。ボッタスはラッセルから0.322秒落ちの4番手。5、6番手はクビアト、ガスリーのアルファタウリ勢が占め、ホンダ製パワーユニット搭載車4台がトップ6につけた。F1デビューのフィッテパルディ、エイトキンは、19、20番手だった。

ジャック・エイトケン(ウイリアムズ)
2020年F1第16戦サクヒールGP ジャック・エイトケン(ウイリアムズ)



(Kunio Shibata)


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2位ランド・ノリス340
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4位オスカー・ピアストリ268
5位カルロス・サインツ259
6位ジョージ・ラッセル217
7位ルイス・ハミルトン208
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ63
10位ニコ・ヒュルケンベルグ35

チームランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム608
2位スクーデリア・フェラーリ584
3位オラクル・レッドブル・レーシング555
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム425
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位マネーグラム・ハースF1チーム50
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