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ホンダF1田辺TD会見:気持ちも新たに中東3連戦へ「前回の結果を引きずらずにレースに立ち向かえる」

2020年11月27日

 今週末から始まる中東3連戦。イモラ、イスタンブールと、不本意なレースが続いただけに、「来季に向かうという意味でも、いい締めくくりのレースにしたい」と、田辺豊治テクニカルディレクターは抱負を語っていた。


 一方、2021年末でホンダがF1から撤退して以降、レッドブルとアルファタウリの搭載パワーユニット(PU)がどうなるのか、まだ結論は出ていない。その話し合いのため、レッドブルのヘルムート・マルコ博士が来日した件については、山本雅史マネージングディレクターがコメントしてくれた。


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──まずはバーレーンGPに向けての意気込みからお願いします。


田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):コロナ禍で開幕が7月にずれ込み、過密スケジュールのなかここまでやってきました。ふと気がつけば、残り3戦。しかも中東での3連戦を残すのみとなりました。


 直近の2戦は両チームとも、あまりいい形では戦えていませんでした。しかし中東の景色を見て、気持ちを一新しています。来季に向かうという意味でも、いい締めくくりのレースになればと思っています。


──3月予定のバーレーンが、11月末にずれ込んだ。すでに3月の時点でシミュレーションを行っていただけに、今回のレースに向けては微調整程度の準備で済んだのでしょうか。あるいはその後マシンも改良を重ね、パワーユニット(PU)側も変わっている。なので準備も1からやり直したのでしょうか。


田辺TD:予選とレースでの同一モードが導入されたこともあって、1から普通にシミュレーションをやり直して、そのデータを持ってこの週末に臨みます。


──来週もバーレーンですが、コースが大きく変わります。ほとんどオーバルのようなレイアウトになりますが、デプロイの問題はどうなんでしょう。エネルギー回生は、かなり難しそうですか?


田辺TD:そんなに難しくないと、今は見ています。


──トルコGPを終えて、レッドブル・ホンダの現在の雰囲気はいかがですか。


田辺TD:レースを振り返って、どこがうまくいかなかった、どこが悪かった、じゃあどうしたらいいか。そこは以前のレース同様、いろんな領域で改善策や対応を細かく話し合いました。


 ただトルコの場合は、極端にグリップの低い路面という特殊な条件だった。なのでこの3連戦にその対応策が使えるかどうかは、ちょっと微妙です。


──チームとしては、完全に切り替えてこの3連戦に臨んでいるという感じですか。


田辺TD:そうですね。グランプリの雰囲気もこれまでとは全然違いますし。天候や気温変化も、基本的には安定している。前回の結果を引きずらずに、レースに立ち向かえると思います。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第14戦トルコGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

■2021年以降のパワーユニットに関する議論を実施も、結論には至らず

──ヘルムート・マルコ博士が最近、来日したというニュースが流れました。再来年以降のパワーユニットの件で、何か進展はあったのでしょうか。


山本雅史マネージングディレクター(以下、山本MD):確かに先週金曜日、日本でミーティングがありました。ただまだ話し合いの最中で、特に結論は出ていません。


──山本さんも、参加していたのですか?


山本MD:出ていません。帰国すると、バーレーンに来れなくなってしまいますし。


──進展はないとのことですが、デッドラインは11月末という観測もあります。


山本MD:いや、ホンダ側は特に、デッドラインは設けてません。レッドブルとしては早く決めて、次の行動に移りたいということだと思います。そのためになるべくいい話し合いがしたいと。今後も継続的に話し合いをしますから、みなさんに早く報告できればと思っています。現状も悪い方向に向かっているとは思っていませんが、まだ何も結論は出てません。


──ホンダeのCMにピエール・ガスリーが起用されました。舞台裏を、ちょっと話していただけますか。


山本MD:はい。あれはイタリアで撮影されたのですが、ホンダヨーロッパの人たちと相談して、ガスリーの起用を決めました。フランスやイタリアを中心に作ろうということで、ガスリーはフランス人ですし、なおかつミラノに住んでいますしね。彼が適任者かと。


 当初はもっと早く製作する予定だったんですが、コロナで10月までずれ込んでしまいました。ちなみに撮影地には、ファエンツァも入ってます。よく見ると最後の方で、一瞬アルファタウリのファクトリーも映り込んでいます。



(取材・まとめ 柴田久仁夫)


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