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バーレーンとアブダビのフリー走行で、全車が2021年F1新タイヤのテスト

2020年11月27日

 2020年F1第15戦バーレーンGP金曜、F1公式タイヤサプライヤーであるピレリは、2021年用に確定したタイヤを持ち込み、各チームにテストの機会を提供する。


 新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより全チームが経済的影響を被ったことを受け、F1はコスト削減策の一環として、現在の仕様のタイヤを2021年も使用することに決めた。


 しかしながら、ダウンフォースレベルの増大が予想されるため、ピレリは微調整を行う必要があった。プロトタイプタイヤのテストを10月のポルトガルGPのFP2で行った後、ピレリは2021年に使用するタイヤを決定、そのタイヤのテストが、バーレーンGPとアブダビGPを利用して行われることとなった。


 バーレーンGPではFP1とFP2いずれかで使用するために1台あたり2セットのC3コンパウンドが用意される。ドライバーは、1セットあたり最低6周の計測ラップを行うことが求められ、FP2では最低でも1セットで計測ラップ6周をこなさなければならない。
 最終戦アブダビGPでは、1台あたり1セットのC4コンパウンドが提供され、FP2で計測ラップ最低8周を走行することが求められる。

2020年F1第15戦バーレーンGP開催を前にしたバーレーン・インターナショナル・サーキット
2020年F1第15戦バーレーンGP開催を前にしたバーレーン・インターナショナル・サーキット

 第15戦と第16戦ではバーレーン・インターナショナル・サーキットの異なるトラック構成で実施されるが、持ち込まれるタイヤは同じでC2(ホワイトハード)、C3(イエローミディアム)、C4(レッドソフト)が使用される。


「バーレーンでの両週末の間に、我々は非常に異なる経験をすることになる」とピレリのレーシングマネージャーを務めるマリオ・イゾラは語った。


「一番興味深いチャレンジはおそらくサクヒールGPだろう。標準のグランプリトラックの約半分が使われるとはいえ、これまで我々がレースをしてきた他のサーキットとは似ても似つかないレイアウトだ」


「すでにいくつかシミュレーションデータがあるが、フリー走行からの実際のデータを待ち、摩耗、デグラデーション、そして戦略への正確な影響を理解する必要がある」


「それに加えて、我々は昨年よりも一段階ソフト寄りのタイヤを持ち込んでいる。それによって戦略面ではより多くの可能性が開けるだろう」


「1週目の週末の金曜日に、ドライバーたちは2021年新タイヤのC3コンパウンドで走行する予定だ。彼らは来年使うタイヤの正確な感触を初めて味わうことになる」


 ピレリは、サクヒールのバーレーン・インターナショナル・サーキットの通常レイアウトでは、比較的高い横荷重がタイヤにかかるものの、タイヤへの負担は中程度であり、トラクションとブレーキングの性能が非常に重要になるとしている。


 サクヒールGPで使用される3.543kmのアウタートラックは、平均スピードは約時速230kmになると予測され、F1でも最速のコースのひとつになるとみられている。ピレリによると、タイヤへの負担は通常コースよりもやや少なくなるようだ。


 アウタートラックは1周が短いため、トラフィックが発生しやすく、ドライバーたちは予選でクリーンラップを取るのに苦労し、オーバーテイクにもてこずる可能性がある。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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