最新記事
- レッドブル、ドライバーラインアップの決断を...
- 「ピット戦略自体は悪くなかった」詳細は語ら...
- 【F1第20戦決勝の要点】新人ベアマン、優勝経...
- 【ポイントランキング】2025年F1第20戦メキシ...
- ノリスが今季6勝目、逆転で選手権首位に浮上...
- 【正式結果】2025年F1第20戦メキシコシティGP...
- 「アップデートなしに素晴らしい成果を出した...
- 「今季最高の予選なのにペナルティなんて!」...
- リヤウイングを変えて調整を続けるも「思った...
- フェラーリ勢の予選トップ3は今季初。ノリス...
- ノリスが驚速タイムで通算14回目のポール獲得...
- 【正式結果】2025年F1第20戦メキシコシティGP...
レッドブル・ホンダ分析:難コンディションで最速タイム。今季初ポールに向け、読めない路面状況と空模様が壁に
2020年11月14日
2011年以来、9年ぶりに復活したトルコGPは、グランプリ直前に施行された再舗装工事によって、9年前とはまったく異なるグリップ力で週末がスタートした。
3週間前に行われたポルトガルGPも、今年路面を再舗装したなかで行われ、初日はどのドライバーも滑りやすい路面に苦しめられていた。しかし、トルコGPの舞台であるイスタンブール・パーク・サーキットがそれ以上に滑りやすかったことは、初日のラップタイムを見るとわかる。
ポルトガルGPのフリー走行1回目と2回目のトップタイムの差はコンマ5秒程度だったが、今回のトルコGPではフリー走行1回目から2回目にかけて、なんと6秒以上速くなっている。つまり、それだけ走り始めの路面のグリップ力は低かったわけである。
その難しい状況のなかで、初日のふたつのセッションでトップタイムをマークしたのが、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだ。
「まるで氷のようだ!」と無線で滑りやすい路面に手こずりながらも、フリー走行1回目に1分35秒077でトップタイムをマーク。フリー走行2回目では、自らのタイムを6秒以上更新する1分28秒330のトップタイムを記録して初日を締めくくった。
レッドブル・ホンダが初日トップタイムを記録したのは第7戦ベルギーGP以来で、ふたつのセッションともトップに立ち、初日を完全制覇したのは、じつは今シーズンこれが初めて。ホンダとパートナーを組んだ2019年を含めても初めてだった。
ただし、2回のセッションで6秒以上タイムアップしたということは、まだ路面はできておらず、2日目以降もタイムアップすることを意味している。9年前のフリー走行2回目のトップタイムが1分26秒456(ジェンソン・バトン/ブラウンGP)だったことを考えると、ハイブリッド・ワイドドレッドの現在のF1マシンが、土曜日の予選でそのタイムを上回る可能性は高いだろう。
そうなると、重要になってくるのが、どのくらいのグリップ力に合わせて、車体のセットアップとパワーユニットのエネルギーマネージメントのセッティングを行うかだ。
初日の走行を終えたフェルスタッペンは「まだ5秒は速くなる」と語っている。果たして、その読みは当たるか。そして、ライバルであるメルセデスは、ターゲットタイムをどのあたりを想定して土曜日に臨んでくるのか。
そして、もうひとつ気になるのが、土曜日の空模様だ。現時点での予報で土曜日は予選開始1時間前の午後2時ににわか雨が来る可能性を示唆している。滑りやすい路面に雨が降れば、運転が非常に難しくなることは金曜日のフリー走行1回目を見ればわかる(これは雨ではなく、路面の油とゴミを掃除するためにコース上を走った清掃車から出た水)。
これらの難題を乗り越えれば、レッドブル・ホンダが今シーズン、初のポールポジションを獲得する可能性は十分にある。


(Masahiro Owari)
関連ニュース
| 10/25(土) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 10/26(日) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 10/27(月) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 357 |
| 2位 | オスカー・ピアストリ | 356 |
| 3位 | マックス・フェルスタッペン | 321 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 258 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 210 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 146 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 97 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 41 |
| 10位 | アイザック・ハジャー | 39 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 713 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 356 |
| 3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 355 |
| 4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 346 |
| 5位 | ウイリアムズ・レーシング | 111 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 69 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 62 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 60 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |
| 第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |


