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レッドブル・ホンダ分析:難コンディションで最速タイム。今季初ポールに向け、読めない路面状況と空模様が壁に
2020年11月14日
2011年以来、9年ぶりに復活したトルコGPは、グランプリ直前に施行された再舗装工事によって、9年前とはまったく異なるグリップ力で週末がスタートした。
3週間前に行われたポルトガルGPも、今年路面を再舗装したなかで行われ、初日はどのドライバーも滑りやすい路面に苦しめられていた。しかし、トルコGPの舞台であるイスタンブール・パーク・サーキットがそれ以上に滑りやすかったことは、初日のラップタイムを見るとわかる。
ポルトガルGPのフリー走行1回目と2回目のトップタイムの差はコンマ5秒程度だったが、今回のトルコGPではフリー走行1回目から2回目にかけて、なんと6秒以上速くなっている。つまり、それだけ走り始めの路面のグリップ力は低かったわけである。
その難しい状況のなかで、初日のふたつのセッションでトップタイムをマークしたのが、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだ。
「まるで氷のようだ!」と無線で滑りやすい路面に手こずりながらも、フリー走行1回目に1分35秒077でトップタイムをマーク。フリー走行2回目では、自らのタイムを6秒以上更新する1分28秒330のトップタイムを記録して初日を締めくくった。
レッドブル・ホンダが初日トップタイムを記録したのは第7戦ベルギーGP以来で、ふたつのセッションともトップに立ち、初日を完全制覇したのは、じつは今シーズンこれが初めて。ホンダとパートナーを組んだ2019年を含めても初めてだった。
ただし、2回のセッションで6秒以上タイムアップしたということは、まだ路面はできておらず、2日目以降もタイムアップすることを意味している。9年前のフリー走行2回目のトップタイムが1分26秒456(ジェンソン・バトン/ブラウンGP)だったことを考えると、ハイブリッド・ワイドドレッドの現在のF1マシンが、土曜日の予選でそのタイムを上回る可能性は高いだろう。
そうなると、重要になってくるのが、どのくらいのグリップ力に合わせて、車体のセットアップとパワーユニットのエネルギーマネージメントのセッティングを行うかだ。
初日の走行を終えたフェルスタッペンは「まだ5秒は速くなる」と語っている。果たして、その読みは当たるか。そして、ライバルであるメルセデスは、ターゲットタイムをどのあたりを想定して土曜日に臨んでくるのか。
そして、もうひとつ気になるのが、土曜日の空模様だ。現時点での予報で土曜日は予選開始1時間前の午後2時ににわか雨が来る可能性を示唆している。滑りやすい路面に雨が降れば、運転が非常に難しくなることは金曜日のフリー走行1回目を見ればわかる(これは雨ではなく、路面の油とゴミを掃除するためにコース上を走った清掃車から出た水)。
これらの難題を乗り越えれば、レッドブル・ホンダが今シーズン、初のポールポジションを獲得する可能性は十分にある。
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 403 |
2位 | ランド・ノリス | 340 |
3位 | シャルル・ルクレール | 319 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 268 |
5位 | カルロス・サインツ | 259 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 217 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 208 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 63 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 35 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 608 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 584 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 555 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 425 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 50 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |