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フェルスタッペン「レッドブルF1はアプローチを変えなければメルセデスに勝てない」

2020年11月10日

 マックス・フェルスタッペンは、F1チャンピオンであるメルセデスに打ち勝つためには、レッドブル・レーシングは今までとは異なる取り組み方をする必要があると語った。


 メルセデスは第13戦で2020年F1コンストラクターズタイトルを獲得。ドライバーズ選手権においても3位のフェルスタッペンがチャンピオンの権利を失い、候補がルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスのふたりに絞られたため、メルセデスの7年連続ダブルタイトル獲得が確定した。ハミルトンは第14戦トルコGPで王座が決定する可能性がある。


 レッドブル・ホンダはメルセデスに挑むことを目標に2020年シーズンに臨んだが、RB16は期待されていたほどのパフォーマンスを発揮することができず、第13戦終了時点でフェルスタッペンの優勝回数は1回、一方で4回リタイアを喫している。メルセデスの現時点での得点は479点、ランキング2位のレッドブルは226点にとどまっている。


 シーズンを通してメルセデスと戦えるようになるためにはレッドブルに何が必要なのかと、公式F1マガジンのインタビューにおいて聞かれたフェルスタッペンは「今の時点でたくさんのことがある」と答えた。

2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

「まず、僕らは(シーズン序盤は)いつも遅すぎる。走り出す時点でもっと競争力の高いマシンを用意する必要がある」


「それにはどうすればいいか。それについてはまだ方法を見つけることができずにいる。つまりアプローチを変える必要があるんだ。今とは違う取り組み方を見つけなければならない」


「オペレーションの面では優れていると思う。ピットストップはとても速いし、戦略も優れている」


「その面ではうまくいっていない部分はあまりないと思う。それ以外には、今年はパワーが不足していた。彼ら(メルセデス)と戦えるようになるために、たくさんのことに取り組まなければならない」


■「メルセデスの強さは圧倒的。あの車に乗れば9割のドライバーが勝てる」とフェルスタッペン


 フェルスタッペンは、ドライバーズ選手権3位を獲得する見通しとなっている。3位は今年の自分たちの実力に見合った位置であるとフェルスタッペンは語った。


「今年のチャンピオンシップでは上位から大きく離されている。自分がタイトル争いに加わっているとは全然思わなかった。もっとリタイアが続かない限りは、ランキング3位でシーズンを終えることになるだろう」


「全体的に見て、それが僕らの位置なんだ。3位であれば60点差なのか10点差なのかは、大きな問題ではない。単純にトップと比べて遅いということだからね」


「どうしてこういう問題を抱えているのかを把握する必要がある。3回リタイアというのは(注:インタビュー時点の回数。第13戦終了時点でリタイアは4回)よくないことだ。もっと改善するため努力しなければならない」


 フェルスタッペンは、今年もレッドブルがメルセデスと戦えず、再びハミルトン独走の年になったことに“苛立ち”はないと述べている。メルセデスの作るマシンはとにかく優れており、それに乗るドライバーが勝ち続けるのは仕方がないことだとフェルスタッペンは言う。

2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝
2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝

「彼らが成し遂げたことに心から敬意を払っている。ルイスがメルセデスのマシンに乗っていることに苛立ちなどない」


「正直言って、あのクルマに乗れば今のドライバーの90パーセントが優勝できるだろう。別にルイスを否定するわけではない。彼は素晴らしいドライバーだ。でもあのマシンはそれほど圧倒的に強い。他のドライバーが乗れば、ルイスほどの独走にはならないかもしれないけどね」


「いずれにしても自分の今の状況を受け入れて、そこから最大の結果を出すために努力するだけだ。苛立ちはない。彼らを打ち負かすため、自分たちにできることに集中しようという決意を、今まで以上に固めている」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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8位アレクサンダー・アルボン18
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール10

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2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム93
3位オラクル・レッドブル・レーシング71
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6位ウイリアムズ・レーシング19
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