最新記事
- 「タイヤが溶けていく感じ」スタート後の好感...
- 悪夢のようなホームGP。レッドブルの連続入賞...
- クラッシュのアントネッリに、次戦3グリッド...
- 【F1第11戦決勝の要点】アロンソが3戦連続入...
- 【ポイントランキング】2025年F1第11戦オース...
- ノリスが今季3勝目、手に汗握る大接戦を制す...
- 【正式結果】2025年F1第11戦オーストリアGP ...
- 「アタックのチャンスさえ得られず残念」「表...
- 「まだ仕事は半分終わったに過ぎない」「最後...
- F1オーストリアGPが契約を長期延長。2041年ま...
- F1 Topic:“コクピット周辺の空力”を重視か。...
- Q1は周回ごとに変わる路面に悩まされたか「僕...
F1 Topic:エミリア・ロマーニャGPでタイヤ使用ルールが変更。レースの鍵を握るフリー走行後のタイヤ返却
2020年10月30日
イタリア・イモラで今週末開催されるF1第13戦エミリア・ロマーニャGPは、F1史上初の2日間イベントとして開催される。そのため、通常行われているいくつかの点がほかのグランプリとは異なっている。
その中で最も重要な変更が週末に使用するタイヤに関するルールだ。通常、グランプリの週末に各ドライバーが使用できるタイヤのセット数は合計13セットだ。しかし、1日イベントが少ないエミリア・ロマーニャGPでは10セットとなっている。その内訳は、ハードタイヤ(C2)2セット、ミディアムタイヤ(C3)2セット、ソフトタイヤ(C4)6セットだ。
セット数変更にともなって、返却に関するルールも変更されている。通常のフリー走行3回目終了後には2セットのタイヤがピレリに返却されているが、エミリア・ロマーニャGPでは3セットと通常より1セット多く返却しなければならなくなっている。これは予選・決勝を戦うタイヤのセット数を通常のイベントと同様の7セットにするための措置だ。
13セットのタイヤを供給している通常のグランプリでは、金曜日のフリー走行1回目の開始から40分後に1セットを返却し、フリー走行1回目終了後にさらに1セット、そしてフリー走行2回目終了後に2セットと、初日で合計4セットを返却することになっている。つまり、土曜日以降使用できるセット数は9セットとなり、フリー走行3回目に2セットを返却し、予選・決勝を戦うタイヤのセット数は7セットとなる。
しかし、エミリア・ロマーニャGPでは1回しかない土曜日のフリー走行でさまざまなデータを取ることを目的してほとんどのドライバーが多くの周回を重ねることが予想されるために、通常のグランプリより1セット多い10セットの状態でフリー走行を開始させる。そのため、予選・決勝を戦うタイヤのセット数を通常のイベントと同様7セットにするには、いつものフリー走行3回目より1セット多い3セットを返却することになった。
ただし、ここでポイントとなるのは、ミディアム(C3)の使い方、および返却のタイミングだ。ポルトガルGPを見ればわかるように、レースで上位入賞を狙うチームはミディアムでレースをさせたい。そのためには、フリー走行でミディアムのロングランをしなければならない。ロングランをすれば、レースでは使い物にならないので、フリー走行後に返却することになる。
そうなると、予選Q2で使用できるミディアムは1セットしか残らない。ポルトガルGPではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が同じ状況で予選を迎えたため、ミディアムでQ2を突破できない場合、レースで新品のミディアムがなくなるというリスクを考えてレッドブル・ホンダはミディアムではなく、ソフトでQ2を突破した。
通常であれば、ミディアムは週末に3セット供給され、もしミディアムがレースでの勝負タイヤになる場合、金曜日はフリー走行2回目に使用するにとどめ、予選とレースに向けては2セット新品を残すのが常套手段となっている。
現時点で、イモラでスタート時の有力なタイヤとなるのがポルトガルGPのようにミディアムになるのか、それともアイフェルGPのようにソフトタイヤになるのかはわからない。もし、ミディアムがスタート時の有力なタイヤとなれば、フリー走行後にどのタイヤを返却し、予選以降にミディアムを何セット残すのかが重要な鍵になるだろう。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
6/27(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
6/28(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
6/29(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 198 |
2位 | ランド・ノリス | 176 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 136 |
5位 | シャルル・ルクレール | 104 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 79 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 22 |
10位 | アイザック・ハジャー | 21 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 374 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 199 |
3位 | スクーデリア・フェラーリHP | 183 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 28 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 28 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 22 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 20 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

