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レッドブル・ホンダ分析:レースでの一発はメルセデスと互角以上。2位以上の価値もたらした最速ラップと表彰台
2020年10月12日
2020年F1第11戦アイフェルGPは、優勝した第5戦70周年記念GPを除けば、今シーズン最もメルセデスに接近した戦いを演じたレースとなった。
60周目のチェッカーフラッグを受けたとき、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)と優勝したルイス・ハミルトン(メルセデス)との差は、4.4秒だった。これは前戦ロシアGPの7.7秒、ファイナルラップでパンクに見舞われてスロー走行していたハミルトンを追い詰めた第4戦イギリスGPの5.8秒よりも小さい差だった。
もちろん、レース終盤にセーフティーカーが入ったことも、ハミルトンとのギャップが小さくなった要因のひとつだったが、セーフティーカー明けにハミルトンが叩き出したファステストラップをフェルスタッペンが塗り替えたように、レースでの一発の速さでは、互角以上のスピードがあった。
レッドブル・ホンダがファステストラップを記録したのは、今シーズン2度目。前回はメルセデス勢に追いつくチャンスがないなか、トップ3ではフェルスタッペンだけがタイヤ交換し記録したファステストラップだったが、今回は同じタイミングでタイヤ交換したなかで叩き出したファステストラップだった。
その最大の要因が、今回アイフェルGPにレッドブルが投入したアップデートされたフロントウイングにあることは、土曜日の『レッドブル・ホンダ分析』でも指摘した。ただし、それだけが要因でないことは、複数のドライバーがパワーユニットに問題を抱えてリタイアしていることでもわかる。そのなかには、王者メルセデス(バルテリ・ボッタス)のパワーユニットもあった。
ホンダもレッドブルのアレクサンダー・アルボンがリタイアし、「最初はデータからパワーユニットの問題のように見えた」(アルボン)が、チームが調査したところ「デブリがラジエターに入って、温度の上昇を引き起こした」ためだった。
10月2日に2021年限りでのF1活動終了を発表したホンダにとって、今回のアイフェルGPは発表後、初めてのレース。グランプリ前、田辺豊治F1テクニカルディレクターは「撤退が決まっても、いままで同様戦う」と誓ったそのレースで、トラブルを起こすことなく、レースを終えた。
レース後、ホンダの山本雅史(マネージングディレクター)は「先週、ホンダが2021年限りでF1活動を終了するという発表直後のレースで、表彰台を確保できたので満足できたレースだったと思います」と評価し、こう続けた。
「10月2日の発表は非常にショックで、ファンの皆様に寂しい思いをさせてしまったことは、私も悲しく思っています。今シーズンの残り6戦と来シーズンは両チームとタッグを組んで一戦一戦、着実にレースすることで、より多くの勝利を獲得し、来シーズンはチャンピオンシップ争いをもう一回やりたいと思っています。残されたレースで、一戦でも多く『やっばり、ホンダだね』と言われるように、これからも田辺と一緒にタッグを組んで、来年末まで死に物狂いで頑張ります」
ホンダが2021年いっぱいでF1活動を終了することは決まった。その発表後、初めての行われたアイフェルGPは、決意を新たにして臨んだF1活動終了までの新たな開幕戦だった。その一戦で、メルセデスとのギャップを縮めたことは、レッドブル・ホンダにとって2位以上に価値のある表彰台となった。
(Masahiro Owari)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

