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【気になる一言】レッドブル代表がメルセデスリザーブに注意喚起「私だったら念のためにトレーニングを開始するね」
2020年9月30日
2020年F1第10戦ロシアGPでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが2位表彰台を獲得した。ロシアGPでの表彰台はホンダにとってだけでなく、レッドブルにとって初めてだった。グランプリ前、フェルスタッペンは「ソチのコースは僕たちにとって相性のいいコースではない」と悲観的な予想をしていた。
しかし、今年のロシアGPでのレッドブル・ホンダは、予選とレースでともにフェルスタッペンが2位を獲得した。その要因をレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、次のように分析する。
「このサーキットは我々にとって、常に難しいサーキットだったことは確かだ。それでも、今回このような好成績を挙げることができたのは、レッドブル・ホンダのスタッフ全員がミスのない完璧な仕事をしたからだ」
そのなかでも、特にホーナーが称賛したのがフェルスタッペンだった。
「マックス(フェルスタッペン)のドライバーとしての力量が非常に高いレベルなのはだれもがわかっていることだが、今回のロシアGPは本当に際立っていた。土曜日の予選アタックは圧巻だったし、日曜日のレースでもまったくミスをしなかった。非常に成熟したパフォーマンスだった。おそらく彼とおなじことが可能なのは、ルイス(ハミルトン/メルセデス)ぐらいしかいないだろう」
「もちろん、今日のレースではルイスのペナルティに助けられた部分もある。しかし、マックスが週末を通して我々のマシンが持っているポテンシャルを100%、余すところなく引き出していたことも確かだ。したがってロシアGPの2位は、望みうる最高の結果だった」
そのハミルトンは、ロシアGPのペナルティで今年4回目となるペナルティを犯した。なぜ、ハミルトンは最近の1年でペナルティが多いのか?
「それは私にはわからないが、昨年のブラジルGPや今年の開幕戦を見ればわかるように、我々がルイスにプレッシャーをかけていたことが関係していることは間違いない。我々のドライバーは素晴らしく、チームスタッフも優秀だ。今日我々のピットストップは最速の1.86秒を記録した。これからもプレッシャーをかけていく」
ロシアGPでのペナルティで、ハミルトンのペナルティポイントは一時合計10点に達し、出場停止処分間近となったが、その後ペナルティポイントは撤回され、所持しているペナルティポイントは合計8点に戻った。ただし、そのポイントのうち2点が失効するのは今年の第14戦トルコGP後となる。それまであと4戦あり、油断はできない状況だ。ホーナーは、メルセデスのリザーブドライバーはいますぐ準備に取り掛かるべきだと笑って注意を促した。
「だれがメルセデスのリザーブドライバーかは知らないが、もし私がメルセデスのリザーブドライバーだったら、念のためにジムへ行ってトレーニングを開始するね(笑)」
レース中、日本のホンダファンには気になる無線もあった。それは、「ストレート区間でコンマ6秒失っている」という無線がエンジニアからフェルスタッペンに伝えられていたことだ。あれはどのような状況だったのだろうか。
「このサーキットは我々にとって常に難しいサーキットなんだ。ここではかなり多くのクリッピングが発生するからだ。それが(ストレート区間でのタイムに)影響があったんだろう」
クリッピングとは、パワーユニットのデプロイメント(回生)が切れたこと、つまりバッテリーからの回生エネルギーが切れたことを意味する。ただし、それはホンダのパワーユニットに問題があったという意味では必ずしもない。
「おそらく、それは我々のエネルギー充電の設定に関係していると思う。でも、それはここに来る前から覚悟していた。だから、ここでのレースが我々(の要求)によって厳しくなるということも、ここに来る前からわかっていたんだ」
では、ホンダのパワーユニットだけがメルセデスに対して遅れをとっていたというわけではないのか。
「何事にも特効薬はない。メルセデスに対抗するためには、すべての領域で改善する必要がある。そのために我々は今後もホンダと努力し続ける。つまり、メルセデスに劣っているのはひとつの領域だけではないということだ。メルセデスは今年とても良い仕事をした。おそらく過去6〜7年でもっとも完成度が高いパッケージだろう。そして、それが我々が目指さなければならないターゲットだ」
そのメルセデスに追いつくには、どのくらいの時間を要するのだろうか。
「確かに現時点ではメルセデスが最強のチームだが、我々はホンダとともにおなじゴールを目指し、そのための課題を共有している。もちろん、最大のチャンスはレギュレーションが大きく変更となる2022年だが、現在のマシンにはまだポテンシャルが残っている。来年のレギュレーションは今年とほぼおなじで、おそらく60%は現在のマシンとおなじとなるだろう。だからそのポテンシャルを生かすことができれば、2021年もメルセデスとのギャップはさらに縮まるはずだ」
(Masahiro Owari)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

