F速

  • 会員登録
  • ログイン

グラベルのランオフエリアは「砂利が散らかりマシンを失いかねない」とロス・ブラウン。アスファルトを支持

2020年10月1日

 F1のスポーツ担当マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、現在残っているアスファルトのランオフエリアは、トラックリミット違反に対処する際にグラベルトラップより優れた解決策だと考えている。


 先週末の第10戦ロシアGPでは、ソチ・オートドロームのターン2で何件かのインシデントが起き、マクラーレンのカルロス・サインツJr.はレースのオープニングラップでウォールに接触してしまった。


 ダニエル・リカルド(ルノー)とロマン・グロージャン(ハース)もターン2への挑戦に破れたふたりだ。彼らは日曜日のレース後に非難の声を上げ、将来的にコーナーの設計を変更すべきだと促した。


「今週末はサーキットに批判の多い箇所があった。FIAはこうした件について非常に客観的かつ前向きな姿勢でいる」とブラウンは、ソチでのレース後のインタビューでコメントした。


「彼らがターン2でのインシデントに目を向け、優れた解決策があるかどうか検討するだろうと私は確信している」


 ランオフエリアにアスファルトを使用すべきかグラベルを使用すべきかという議論も、第9戦トスカーナGPで再燃した。ムジェロのコーナーでは、すぐにグラベルトラップにはまってしまったドライバーが数人いたのだ。

2020年F1第9戦トスカーナGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がリタイア
2020年F1第9戦トスカーナGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がリタイア


 ブラウンはグラベルトラップの抑止力を認識している一方で、トラックリミット違反に対処する点ではアスファルトが最良の妥協策であると考えている。


「ドライバーがトラックリミット違反をするのを阻止するための、絶え間のない戦いがある。グラベルであればトラックリミット違反はしないだろう。アスファルトだと違反をするのだ」


「だがあちこちにグラベルがあると、コース上に砂利が撒かれてしまい、その上を通り過ぎたらマシンを失いかねない。我々はそうした事態を求めてはいない」


「つまり違反をするのは愚かだが、違反をしなくても酷い目に合うことがある。アスファルトは圧倒的に優れた対策だが、ドライバーがアスファルトのランオフエリアを走らないようにトラックリミットを確実に設ける必要がある」


「もしコーナーに進入する際に起きる最悪の事態が、アスファルト上をはみでて走行しコースに再合流することだと分かっていたら、コーナー進入時にさらに力を出せるだろう」


「FIAと、FIAのF1レースディレクターであるマイケル・マシが、ターン2を確認し、より良い解決策があるか検討するだろう」

カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
2020年F1第10戦ロシアGP 1周目、バリアにヒットしたカルロス・サインツJr.(マクラーレン)のマシン



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


レース

9/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/7(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※オランダGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ309
2位ランド・ノリス275
3位マックス・フェルスタッペン205
4位ジョージ・ラッセル184
5位シャルル・ルクレール151
6位ルイス・ハミルトン109
7位アンドレア・キミ・アントネッリ64
8位アレクサンダー・アルボン64
9位ニコ・ヒュルケンベルグ37
10位アイザック・ハジャー37

チームランキング

※オランダGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム584
2位スクーデリア・フェラーリHP260
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム248
4位オラクル・レッドブル・レーシング214
5位ウイリアムズ・レーシング80
6位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム62
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム60
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー51
9位マネーグラム・ハースF1チーム44
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第16戦イタリアGP 9/7
第17戦アゼルバイジャンGP 9/21
第18戦シンガポールGP 10/5
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号