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ホンダF1田辺TDレース後会見:表彰台獲得も悲喜交々な週末。PUトラブルは前戦と類似も「原因が違うのではないか」
2020年9月14日
2020年F1第9戦トスカーナGPでは、8台がリタイアするサバイバルレースを生き抜いて、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンがF1キャリア初となる3位表彰台に上がった。一方でチームメイトのマックス・フェルスタッペンは、前戦イタリアGPに次ぐパワーユニット(PU)由来のトラブルが発生。スタート直後に大きく後退したところで事故に巻き込まれ、1周目にリタイアとなった。
レッドブルとホンダにとっては悲喜こもごもの結果だったと同時に、2戦連続のトラブル発生はホンダとしては緊急事態だ。ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターも「徹底的に原因を究明して、シーズン後半戦に持ち込むことのないように対応するつもりです」と、事態を深刻に受け止めていた。
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──初開催のムジェロでのトスカーナGPは、赤旗2回の荒れたレースとなりました。
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):はい。そのサバイバルレースを生き抜いて、自身初の3位表彰台を勝ち取ったアルボンに、まずはおめでとうと言いたいと思います。
一方でフェルスタッペンのパワーユニット(PU)は2週連続でトラブルが出て、後退したところでクラッシュに巻き込まれた。(ピエール)ガスリーも同時にリタイアして、スタート直後に2台を失ってしまいました。
──ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)は今季自己最高の7位入賞でした。
田辺TD:12番手スタートから、着実に走り切ってくれた。このところ両チームでちょっと調子が悪いなと思っていたふたりが、きっちり結果を出してくれました。そこは良かったと思います。
──パワーユニットのトラブル原因は?
田辺TD:すでに日本でも調べ始めていますが、まだわかっていません。
──スタート前、フェルスタッペンはガレージを出たあたりから、「エンジンが止まりそう」と言っていました。具体的にトラブルが出たのはいつ頃だったのでしょうか。
田辺TD:レーススタート直後ですね。グリッドに着く前のトラブルは、関係ないです。あの状況に陥る問題が発生したのは、スタート直後でした。より正確にはグリッドを離れて、フォーメーションラップに入ってからですね。
──リタイア後のTVインタビューでは、「モンツァのトラブルに似ている」と言っています。類似のトラブルだったのでしょうか。
田辺TD:似たようなといえば、そうです。ただ原因としては、違うのではないかと思っています。エンジンが不調に陥ったという意味では、同じですが。
──アクシデント直前のフェルスタッペン車を捉えた車載映像では、ERSのチャージを示すテールランプがつき始めていたように見えました。
田辺TD:それは関係ないと思います。パワーユニットトラブルとの関連性はないですね。
──1コーナーまでの失速とは、関係ない?
田辺TD:ないですね。
──もし追突されてリタイアしていなかったとしても、チェッカーまで走り切れなかった可能性が高いですか?
田辺TD:調査中なので、なんとも言えません。
──パワーユニットにダメージが出ているかどうかも、わからない?
田辺TD:わからないですね。
──アルボンの無線を聴いていると、赤旗からの再スタートでも温度が上がることをかなり気にしていました。アルボン側にも同様のトラブルが出る可能性はあったのですか?
田辺TD:まだ原因がわかっていないので、2台残ったPUにも出る可能性はありました。ですので赤旗からのスタンディングスタートは、勘弁してほしいという気持ちでしたね。フェルスタッペンのトラブルが、明らかにそのPUだけに出たものだとわかっていたら普通に再スタートを見ていられたと思うのですが、またスタンディングスタートか、と。
──それはフェルスタッペンが、スタートまでのフォーメーションラップの間に熱的な問題を抱えたからですか?
田辺TD:いや、それとは別です。フェルスタッペンに関しても、特異点はなかった。スタートでトラブルが出たために、同様の問題が起きるのを恐れた。それだけです。
──アルボンはその後のスタートで、2回とも出遅れていました。あれは、何かあったのでしょうか。
田辺TD:PU側に問題はありませんでした。
──偶然かもしれませんが、PUの同一モードが導入されたモンツァ以降、トラブルが続けて出ました。関連性はありますか?
田辺TD:ないです。
──アルボンは最後の12周でダニエル・リカルド(ルノー)を抜いて、表彰台に上がりました。田辺さんはそれを見ていて、前のルノーを抜けると思っていましたか。
田辺TD:そうですね……。難しいとは思っていました。でもアルボン自身ペース良く走れていましたし、このコースは抜きどころが少ないという下馬評でしたが、FIA-F2やFIA-F3を見ていても、さらにドライバーのコメントを聞いても、確かに抜きにくいけれども、ライン取りに自由度が高い。なので、いけるかなと思っていました。というか、「いってくれ」という思いでしたね。「ここまで来たら、表彰台を獲ってくれ」。そういう思いでした。
──対ルノーでも、パワー負けはしていなかった?
田辺TD:パッケージとして、ということです。長丁場のレースのなかで、タイヤコンディションも含めて、負けなかったということです。




(取材・まとめ 柴田久仁夫)
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| 1位 | オスカー・ピアストリ | 346 |
| 2位 | ランド・ノリス | 332 |
| 3位 | マックス・フェルスタッペン | 306 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 252 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 192 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 142 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 89 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 41 |
| 10位 | アイザック・ハジャー | 39 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 678 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 341 |
| 3位 | スクーデリア・フェラーリHP | 334 |
| 4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 331 |
| 5位 | ウイリアムズ・レーシング | 111 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 69 |
| 8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 59 |
| 9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 48 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |
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