スパで大苦戦のフェラーリ。パワー不足に加え、タイヤを適切に使えなかったことも原因とブラウンが示唆
2020年9月2日
F1のモータースポーツ担当マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、F1第7戦ベルギーGPにおけるフェラーリのスピード不足はとても“酷い”ものだが、エンジンパワーだけではスピード不足を説明できないと主張している。
スパでのフェラーリはスタート直後から遅れをとっており、ドライバーたちはパワーだけでなくグリップも欠いたSF1000で、なんら進歩を見せることができなかった。
ブラウンはフェラーリの苦境に共感しているが、彼らの週末の不振の原因は主にタイヤにあると示唆した。
「フェラーリがスパで見舞われたような状況に陥ったことが私にもある。タイヤがうまく挙動せず、気温が上がらないと、パフォーマンスの落ち込みは大変大きくなる」とブラウンはレース後のインタビューで語った。
「技術調査の後にフェラーリのエンジンパワーが落ちたかもしれないことについて人々が話していることは関係ない。それだけで翌年に1周あたり1.3秒を失うわけがないのだ」
「彼らはタイヤを適正な範囲に入れることができなかったのだろう。スパの気温が涼しかったという事実も助けにはならなかった」
「そうなると、パフォーマンスは低下し、酷い状況に見えるものだ。彼らがそこで一歩前進し、タイヤを適正範囲にふたたび入れることができれば、パフォーマンスは元に戻ると思う」
「彼らはまだレースで勝てるようには見えないが、相当のパフォーマンスを出すようになるだろう」
2021年にフェラーリに移籍するカルロス・サインツJr.(マクラーレン)は、ベルギーGPでスタートすることができなかったため、日曜日のレースの間中、将来加入するチームの不振を目撃することになった。
ブラウンは、サインツJr.が2021年のフェラーリの状況に“不安”を感じているかもしれないと考えている。
「カルロス・サインツJr.は先日のベルギーでは運に恵まれなかった。またもやパワーユニットが原因のエキゾーストのトラブルに見舞われて、レースをスタートすることができなかった」
「今年は彼にとって厳しい年になっているが、彼は前向きな人間で、非常に強い性格の持ち主だ。彼のキャリアはまったく楽なものではない。私は常に彼を評価してきた。彼は優れたドライバーであり、この状況を切り抜けるだろうと思う」
「だが来年の夢のようなフェラーリへの移籍は、今のところはあまり良くないものに見える。当然ながら彼は来シーズンの見通しについて神経を尖らせているだろう」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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