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レーシングポイントF1への“甘すぎる”処分に不満噴出。フェラーリ、マクラーレン、ルノーが控訴の意向示す

2020年8月8日

 レーシングポイントの2020年型マシンRP20のブレーキダクトに関して規則違反があったとしてルノーが抗議を提出、それに対し、FIAスチュワードは、ルノーの主張を認め、レーシングポイントにペナルティを科すことを決めた。しかしそのFIAの裁定に不満を持つフェラーリ、マクラーレン、ルノーが控訴の意志を示した。


 2020年からブレーキダクトはチーム自身が製造しなければならない“リステッドパーツ”に加えられた。しかし、RP20のブレーキダクトはレーシングポイントが昨年メルセデスから得た情報をもとに製造したものであり、それは今季レギュレーションに違反しているとルノーは主張、シュタイアーマルクGP、ハンガリーGP、イギリスGPに関して抗議を提出した。


 それに対する裁定が70周年記念GPの金曜に発表され、スチュワードはルノーの主張を受け入れ、ブレーキダクトの設計プロセスが競技規則に違反していると結論づけ、コンストラクターズポイントから15ポイントを剥奪、40万ユーロ(約5000万円)の罰金を科すことを明らかにした。


 しかし、このペナルティは甘いとの見解もあり、技術規則では違反ではないとされたことでレーシングポイントがこのプレーキダクトを今シーズン中、使い続けることが可能であることにも疑問の声が上がっている。


 現地金曜夜の時点で、フェラーリ、マクラーレン、ルノーがFIAスチュワードの裁定に対し、控訴を行う意志があることを表明した。formula1.comは、他のチームも行動を共にする可能性があると伝えている。

2020年F1第5戦70周年記念GP フェラーリチーム代表マッティア・ビノット
2020年F1第5戦70周年記念GP フェラーリチーム代表マッティア・ビノット

 控訴の意志を示した場合、正式な手続きを進めるための期限は96時間と定められている。


 一方で、レーシングポイントも、違法との裁定に対して控訴を行う可能性がある。



(autosport web)


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