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【F1データ主義】過去30年で開幕3連勝は10回。スタートダッシュを決めたチームの年間成績は?
2020年7月24日
2020年の開幕3連戦が終了した。オーストリアとハンガリーの連戦は1987年以来、33年ぶり。ただし、当時はハンガリーGPの後にオーストリアGPが行われていたので、今回のようにオーストリアからハンガリーに移動して連戦が行われたのは史上初となる。
また今回の3連戦は2018年のフランスGP〜オーストリアGP〜イギリスGP以来となるが、開幕戦からの3連戦というのも、史上初のことだった。
さて、その史上初の開幕からの3連戦で3連勝を飾ったのがメルセデスだった。開幕戦はバルテリ・ボッタスが優勝し、第2戦シュタイアーマルクGPと第3戦ハンガリーGPはルイス・ハミルトンが連勝した。
そこで今回は、開幕から3連勝したチームが、その年の選手権でどんな成績を残したのかのかをチェックしてみたい。
まずは昨年の2019年シーズン。この年も開幕戦をボッタスが制し、続く2戦をハミルトンが連勝した。その後、第4戦アゼルバイジャンGPでボッタスが優勝すると、第5戦スペインGPから第8戦フランスGPまでハミルトンが4連勝し、メルセデスが開幕8連勝を達成した。この連勝をオーストリアGPで止めたのが、レッドブル・ホンダだった。
その前に開幕3連勝を飾っていたのも、メルセデス。2016年にニコ・ロズベルグが開幕からの連勝記録を「4」まで伸ばし、逃げきりでドライバーズ選手権を制した。メルセデスはその前の2年前にも開幕3連勝を成し遂げている。パワーユニット元年の2014年に開幕6連勝を達成。メルセデス時代の幕開けとなった。
2010年以前はルノー(2006年、2005年)とフェラーリ(2004年、2000年)がともに2度ずつ達成。1990年代はウイリアムズが2度(1996年、1992年)、ベネトン(1994年)とマクラーレン(1991年)がそれぞれ1度ずつ達成している。
1990年代から昨年2019年までの30年間で、開幕3連勝したケースは10例あり、そのうち8例がその後も連勝記録を伸ばし、さらに9例がその年のコンストラクターズ選手権を制している。
興味深いのは、最近の10年間の3例(2014年、2016年、2019年)の連勝記録を止めたのが、いずれもレッドブルという点(2014年はカナダGPでダニエル・リカルドが優勝。2016年はスペインGPで、2019年はオーストリアGPでそれぞれマックス・フェルスタッペンが優勝)。しかも、そのいずれもがなんらかの初優勝となっている(2014年リカルド初優勝、2016年フェルスタッペン初優勝、2019年レッドブル・ホンダ初優勝、ホンダ復帰後初優勝)。そういう意味では、もし今年レッドブル・ホンダがメルセデスの連勝を止めるとしたら、アレクサンダー・アルボンになるかもしれない。


なお、チームとしての開幕からの最多連勝記録を持っているのは1988年のマクラーレン・ホンダの11連勝。
果たして、今年はメルセデスが1988年のマクラーレン・ホンダの記録を破る年となるのか。あるいは最近の3例のように、メルセデスの連勝をレッドブルが止めるのか。そして、その場合はだれが止めるのか。この点にも注目したい。
【データ】開幕3連勝したチームのその後の連勝記録とその年の最終成績(カッコはコンストラクターズ選手権順位)
2019年 メルセデス 開幕8連勝→21戦15勝(チャンピオン)
2016年 メルセデス 開幕4連勝→21戦19勝(チャンピオン)
2014年 メルセデス 開幕6連勝→19戦16勝(チャンピオン)
2006年 ルノー 開幕3連勝→18戦8勝(チャンピオン)
2005年 ルノー 開幕4連勝→19戦8勝(チャンピオン)
2004年 フェラーリ 開幕5連勝→18戦15勝(チャンピオン)
2000年 フェラーリ 開幕3連勝→17戦10勝(チャンピオン)
1996年 ウイリアムズ 開幕5連勝→16戦12勝(チャンピオン)
1994年 ベネトン 開幕4連勝→16戦8勝(2位)
1992年 ウイリアムズ 開幕5連勝→16戦10勝(チャンピオン)
1991年 マクラーレン 開幕4連勝→16戦8勝(チャンピオン)
(Masahiro Owari)
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| 12/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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| 12/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |


