ハースF1、フォーメイションラップ中のドライバー援助でペナルティ。2台が降格に
2020年7月20日
2020年F1第3戦ハンガリーGP決勝終了後、ハースのケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンは競技規則違反により10秒のタイムペナルティを科され、それぞれ降格された。
チームはふたりのドライバーに対し、フォーメイションラップ中に無線で指示を行い、それが第27.1条の「ドライバーは一人で援助なしに運転しなければならない」という規則に違反したと判断された。チームは決勝中にはドライバーに指示を行うことができるが、スタート前にはそれが許されない。
しかしハースは、決勝スタート前のフォーメイションラップ中に、ドライバーたちに対し、スリックタイヤに交換するためピットに戻るよう指示していた。
そのためスチュワードは、マグヌッセンとグロージャンにそれぞれ10秒加算のタイムペナルティを科すことを決定した。
直前の雨により、決勝スタート時には全車がインターミディエイトかウエットタイヤでグリッドについた。しかしフォーメイションラップ中に、路面がほぼ乾いていることが明らかになり、レース開始早々各車がドライタイヤに交換することになった。ハースの2台はそれに先駆けてフォーメイションラップの終わりにピットインしたことで、序盤は上位を走り、最終的にマグヌッセンは9位、グロージャンは15位でフィニッシュした。10秒加算後のリザルトは、マグヌッセン10位、グロージャン16位と、それぞれひとつ降格される形になった。
(autosport web)
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