F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

ホンダF1甘口コラム 第2戦:王者メルセデスに及ばずも、3台入賞で一歩前進

2020年7月16日

 ホンダがパワーユニットを供給しているレッドブル、アルファタウリの活躍を甘口&辛口のふたつの視点からそれぞれ評価する連載コラム。レッドブル、アルファタウリの走りを批評します。今回はF1第2戦シュタイアーマルクGPの週末を甘口の視点でジャッジ。

---------------------------

 ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)を搭載する2チーム4台のうち、3台がチェッカーフラッグを受けることができなかった開幕戦オーストリアGPから1週間。第2戦シュタイアーマルクGPでは4台全車が完走し、うち3台がトップ10でフィニッシュした。

 開幕戦でチェッカーフラッグを受けられなかったホンダPU搭載車のうち1台はアクシデントによるもの。また残りの2台は電気系トラブルだった。つまり、パワーユニットの本体とは関係のない部分で発生したトラブルだった。トラブルを解析するために、ホンダはアレクサンダー・アルボンのCE(コントロールエレクトロニクス)は交換したものの、それ以外はパワーユニットに関しては開幕戦と同じ仕様で戦った。

 ただし、それはFIAに届け出している6つのコンポーネント(ICE、TC、MGU-H、MGU-K、CE、ES)など交換する場合に申請しなければならないパーツであって、無条件で交換できるパーツやエンジンのセッティングなどの電子制御は別の話なのである。

 例えば、第2戦シュタイアーマルクGPで、田辺豊治F1テクニカルディレクターはこう語っていた。
「第2戦に向けて、トラブルの原因と対策をクリアにするために、さくら(HRD Sakura/栃木県の本田技術研究所)とミルトンキーンズ(HRD UK/イギリスにあるホンダF1の拠点)は必死の作業をしてくれました。トラブルが出た箇所で交換可能な部分に限って、さくらとミルトンキーンズで確認作業を行ってくれたんです。その橋渡しや一緒に検討を重ねたりと、こちらも非常に忙しく過ごし、激しい疲労感に襲われました」

 こうした努力によって、同じスペック1.1でも目に見えない部分で進化を遂げていた可能性は十分考えられる。

 もちろん、開幕2連勝を果たしたメルセデスに対して、ホンダもレッドブルもやるべきことはまだまだあることも事実。開幕戦から1週間という短い間に、ホンダは開幕戦よりもたくましくなって帰ってきた。

 レッドブルのチーフレースエンジニアのポール・モナハンは、第2戦シュタイアーマルクGPの後、ホンダの仕事ぶりをこう称えていた。

「開幕戦から2戦目に向けて、マシンを改良するためにレッドブル・ホンダの仕事ぶりは感動的だった。レッドブルはいつものことだが、ホンダは本当に素晴らしい仕事をしてくれた。マックスの3位表彰台は、その努力の集大成。もちろん、メルセデスに敗れたことにはフラストレーションを感じている。彼らは強く、その勝負に勝つのは大変な挑戦になるだろう。でも、乗り越えられないわけではない。われわれに不可能ない」

(Masahiro Owari)


レース

11/22(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
11/23(日) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
11/24(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン403
2位ランド・ノリス340
3位シャルル・ルクレール319
4位オスカー・ピアストリ268
5位カルロス・サインツ259
6位ジョージ・ラッセル217
7位ルイス・ハミルトン208
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ63
10位ニコ・ヒュルケンベルグ35

チームランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム608
2位スクーデリア・フェラーリ584
3位オラクル・レッドブル・レーシング555
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム425
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位マネーグラム・ハースF1チーム50
7位BWTアルピーヌF1チーム49
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
第23戦カタールGP 12/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd19 アメリカ&Rd20 メキシコ&Rd21 ブラジルGP号