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田辺TD予選後インタビュー:ホンダ勢3台のQ3進出に満足「フェルスタッペンはセクター3が一番速かった」【F1第2戦】
2020年7月12日
F1第2戦シュタイアーマルクGPの2日目は朝から大雨となり、フリー走行3回目は中止となった。午後も雨は止まず、一時は日曜日への延期も覚悟された。
しかし最終的に約45分遅れで行われ、完全ウェットコンディションの中、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がフロントローを獲得。アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)も、トップ10に入る速さを披露した。
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──まずは予選を振り返ってください。
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):早い段階から土曜日は大雨が降るという予報だったのですが、その通りの天候となりました。特にFP3はかなり強く降って、とても走れる状態ではなく、最終的にセッションキャンセルとなりました。
ということでぶっつけ本番のウエット路面での予選になったのですが、開始前には雨が止んだりしていたんですね。このままドライになってくれるかなと思ったりもしたのですが、結局予選中に強く降ったりして、とはいえ赤旗中断になるほどではなく、ウエット路面のコンディションがある程度維持されたままQ3まで推移したという状況でした。
──結果には満足していますか。
田辺TD:はい。そんな状況で、ホンダ勢4台中3台がQ3に進出できましたからね。しかもフェルスタッペンは2番手を獲れた。決勝日はドライが予想されるなか、いいポジションからスタートができることになりました。気温自体は1週間前より下がるようで、コンディションは多少違いそうです。
とはいえチームも我々も先週のデータをしっかり見直していますので、4台が完走して予選よりポジションを上げられるレースができればと思っています。
──ぶっつけ本番ということで、ホンダ側の準備としてどんなところがむずかしかったのでしょうか?
田辺TD:ウェット路面ということで、ドライバビリティが重要になります。去年も制御系の問題でハンドブレーキを引いたような症状が出たりしましたが、あとは立ち上がりでのホイールスピンとか、トルクの出方とか。それからウェット路面ではスロットルの踏み方も変わりますし、周回を続けながらのアタックになりますから、エネルギーマネージメントも調整する必要がある。その辺り、今日の結果からいうと、まずまずうまくできたと思っています。
──Q1からQ3にかけてのラップタイムを見ると、Q3が一番雨が強かったということですね。
田辺TD:そうですね。先ほど言ったように、Q1は比較的雨が弱かった。その時点での予報も、小降りが続くというものでした。なのでこのまま行くと、最後はドライ路面かなと思ったりもしました。
ところがその後雨足が強くなって、そんな雨が断続的に降り続ける感じになりました。Q3はその降り方が、さらに強くなりましたね。
──フェルスタッペンがQ3で最初にピット出口に付いたのは、雨が強くなることを予測していたのですか?
田辺TD:いいえ、むしろ前が見えないと危険だし、ちゃんと走れないので、一番前から行こうと。
──かなり長い間ピット出口で待っていて、その間エンジンは切っていて、直前にMGU-Kで再始動していました。もし普通にエンジンをかけたまま待っていると、あそこまで長くは待てないですか? 確か3分ぐらい待っていたと思いますが。
田辺TD:ある程度まで掛け続けても、温度は上がらないから大丈夫とか、そういうテストはしています。なのでそれほど、心配していませんでした。そもそもレギュレーションで、スターターなしで始動できることが定められてますしね。
──フェルスタッペンが最後にスピンしたこともあって、ポールシッターのルイス・ハミルトン(メルセデス)との差はかなり開いてしまいました。ただもしあのスピンがなかったとしても、メルセデスとの差はウエット路面でもけっこうあったという印象ですか?
田辺TD:どうでしょう。フェルスタッペンはセクター3が一番速かったですよね。あのまま走れていたら、どうなっていたか。ちょっと、わからないですね。
──ポールを逃したことは残念ですが、雨のなかの予選を走れたことは新パワーユニット(PU)の理解を深めるという点では、有意義でしたか? あるいはこれだけの雨だと、かえって参考にならないものですか?
田辺TD:この先もウエット走行は十分可能性がありますし、その意味では車体もPUも有意義なデータが採れたと思っています。いずれにしても、どんなコンディションでも走ることで我々はデータを得ることができる。今日のウエット走行が無駄だったとか、そんなことはまったくありません。
(Kunio Shibata)
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11/29(金) | フリー走行 | 22:30〜23:30 |
スプリント予選 | 26:30〜27:14 | |
11/30(日) | スプリント | 23:00〜24:00 |
予選 | 27:00〜 | |
12/1(日) | 決勝 | 25:00〜 |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 403 |
2位 | ランド・ノリス | 340 |
3位 | シャルル・ルクレール | 319 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 268 |
5位 | カルロス・サインツ | 259 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 217 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 208 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 63 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 35 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 608 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 584 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 555 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 425 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 50 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |