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ロス・ブラウン、F1における多様性の欠如を問題視。草の根レベルのレースへの支援を検討

2020年6月9日

 F1のスポーツ担当マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、“草の根レベル”のレースの課題に取り組むことで、F1における多様性の欠如に対処しようとしていると述べている。


 アメリカのミネソタ州ミネアポリスで警察官が黒人男性のジョージ・フロイド氏を殺害したことを受けて、先週から人種における不正に対して抗議と反対運動が行われている。社会不安のなかで6度のF1世界チャンピオンのルイス・ハミルトンが再度批判の声を上げたことで、F1における多様性の欠如がふたたび前面に押し出されることとなった。


 ブラウンはハミルトンがソーシャルメディアにコメントし、『Black Lives Matter』の運動を支持していることを「完全に正しい」と認めており、ドライバーたちの一部もこの件について支持を表明するメッセージを発表している。


「我々F1は、数年前から多様性を強化したいと考えていた。社内向けと社外向けの多様性プログラムがあり、数年前からプログラムへの取り組みを始めている」とブラウンは『Sky Sports F1』に語った。


「我々が考えているのは、F1のまさに最初の段階から多様性が欠けていることの理由だ。それは草の根レベルから始まっていて、学校における科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学(STEM: science、 technology、 engineering and maths)の場からもう始まっているのだ」


「我々は『Formula 1 in Schools』に関与しており、この1、2年でさらに取り組みを強化している。参加している子供たちには確かな多様性が見られている。『Formula 1 in Schools』に参加している子供たちのうち、40%は女の子だ。これは良いスタートだ」


 またブラウンは、F1がカートのレベルに関与していき、このスポーツにおける多様性を促進して向上させようとしていることを明らかにした。


「我々は草の根レベルのレースをどのようにサポートできるか、非常に真剣に検討している」


「この数週間から数カ月にかけて、私はあるグループとともに、非常に早い段階から子供たちを基礎的なカートプログラムに引き込もうと検討してきた」


「事実としてF1は確固たる実力社会だ。常にそうあるべきであり、常にベストな者が勝つべきなのだ」


「我々は強制することはできない。しかしマイノリティや少数民族グループに、モータースポーツに参加する素晴らしいチャンスを与えることができる。ドライビングだけでなく、エンジニアリングとその他の活動についてもだ」


「こうした取り組みを支援している。また我々は企業として男女の賃金格差や企業内のその他の賃金格差についても多くの取り組みを行い、できることはすべて行うようにしている」


「F1は助けになると考えている。また我々が取り組んでいるいくつかのカートのプログラムには素晴らしいチャンスがあるし、F1はそれをサポートしている」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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