アロンソとルノーF1がすでに仮契約との報道。復帰への懐疑的な声をマネージャーが一蹴
2020年5月20日
 フランスのレース専門誌「オートエブド」によれば、フェルナンド・アロンソはすでにルノーと仮契約を結んだようだ。いうまでもなくアロンソは、フルコンストラクターとしてのルノーに唯一F1タイトルをもたらしたドライバーである。
 セバスチャン・ベッテルのフェラーリ離脱はかなり前から噂に上がっており、その結果玉突き式に多くのドライバーが動くだろうことも予想されていた。そして実際に、カルロス・サインツJr.がフェラーリに移籍し、ダニエル・リカルドもルノーを去った。そこにアロンソが収まるのは、半ば必然といえた。
アロンソは来年7月に40歳を迎える。一時現役を引退していたミハエル・シューマッハーが2010年にメルセデスから復帰したのも、同じ40歳の時だった。しかし当時のメルセデスにはまだタイトルを争うチーム力はなく、シューマッハは失意のまま再度の引退を決めた。
ではもしアロンソがルノーから現役復帰した場合、どんな展開が待っているだろう。チーム代表のシリル・アビテブールは、「技術レギュレーションの2022年からの大規模な変更、そしてバジェットキャップ(年間予算制限)の来季導入で、F1の勢力図は根本から変わるはず。そしてその変革は、ルノーにとって大きなチャンスになる」と、自信を見せる。
一方でピークを過ぎたアロンソの能力を、疑問視する声も少なくない。しかし今も実質的にアロンソのマネージメントを統括するフラビオ・ブリアトーレは、「フェルナンドは今もF1最高のドライバーのひとりであり、モチベーションも最高の状態にある。2年間のブランクなどまったく感じさせない。大活躍を見せるはずだよ」と、相変わらず手放しの評価だ。
■ルノーにとってアロンソ獲得のメリットは大きい
とはいえ不安要素も少なくない。その最たるものが、ルノー本社の意向だ。以前からF1活動中止の噂は出ていたが、コロナウイルスの世界的蔓延で、ルノーも大きな経済的ダメージを受けた。撤退の意思はがいっそう固まったのではないかとの予想もある。
 しかし、ルノーはこれまで、どんなに業績が悪化した時でも、それを理由にF1から完全に手を引いたことはなかった。英国エンストンの車体開発部門の立て直しには予想以上の時間がかかったものの、マルチン・ブコウスキー(エグゼクティブディレクター)やパット・フライ(シャシー・テクニカルディレクター)らの逸材を得て、3強の背中が見え始めた。フランス側が担当するパワーユニットも、性能、信頼性ともに、着実にレベルを上げている。
 もし年間1億4500万ドル(約156億円)のバジェットキャップが本格導入されれば、ルノー本社の負担もかなり減るはずだ。さらにアロンソの復帰で、これまでよりはるかに容易に有力スポンサーを獲得できるだろう。アロンソ獲得は、ルノーにとっていいことづくめなのである。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(翻訳・まとめ 柴田久仁夫)
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| 4位 | ジョージ・ラッセル | 258 | 
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| 4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 346 | 
| 5位 | ウイリアムズ・レーシング | 111 | 
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 | 
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| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 62 | 
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 60 | 
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 | 
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