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マクラーレンF1ボス、ベッテル起用は最初から検討せず「復活途上のチームで走るぐらいなら引退を選ぶだろう」

2020年5月18日

 マクラーレンのCEOザク・ブラウンは、2021年のランド・ノリスのチームメイト候補としては最初からカルロス・サインツJr.かダニエル・リカルドを考えており、セバスチャン・ベッテルの起用を考えてはいなかったと発言した。


 フェラーリとベッテルは2021年に向けて契約を延長しないことを発表、その後、フェラーリは現在マクラーレンに所属するサインツと、マクラーレンは現在ルノーに所属するリカルドとそれぞれ契約したことが発表された。


 一連の契約が明らかになる以前には、マクラーレンとルノーがベッテルに2021年以降の契約をオファーしていると報じられていた。


 しかしブラウンは、数カ月前から2021年のドライバー候補はサインツかリカルドに絞っていたと語った。


「セブが素晴らしいドライバーであることは明らかだ。4度チャンピオンの座に就いたドライバーなのだ」とブラウンは『Sky F1』に対してコメントした。


「オフシーズンにドライバーについての検討をかなり進めていたが、ダニエルかカルロスのどちらかと契約することになると分かっていた」


「それ以外のドライバーの起用を考えたことはなかった。セブについては最近になってニュースが伝えられたし、その時点で我々は話をかなり進めていた」

2020年F1プレシーズンテストでのダニエル・リカルド(ルノー)とカルロス・サインツJr.(マクラーレン)
2020年F1プレシーズンテストでのダニエル・リカルド(ルノー)とカルロス・サインツJr.(マクラーレン)

 サインツがフェラーリからオファーを受けていることは知っており、移籍について交渉することを認めていたとブラウンは言う。


「F1の世界に入って知ったのは、ここでは予想外のことばかり起こるということだ。オフシーズンにカルロスと話し合いを始めた。我々との将来について、彼はマクラーレンで走りたいのか、フェラーリで走りたいのかということについてだ」


「カルロスとも、彼のマネージメント陣営や父親とも、我々は非常に強力でオープンな関係を築いている」


「我々とダニエルとの契約発表、カルロスの将来についての発表が続けざまになされたのは、プロセス全体を通して我々が非常にいい形で連携して動いていたからだ」

■「ベッテルにとって残る候補はルノーのみ」とブラウン

 ベッテルが離脱を決めたことで、2020年シーズンには、シャルル・ルクレールとのチームメイトバトルはより激しくなると、ブラウンは予想している。昨年のブラジルGPではふたりは同士討ちを起こしている。


「今、フェラーリのドライバーたちと上層部の環境はあまりよくないようだ。幸せなファミリーといった感じではないと思う」


「(2019年の)ブラジルで火花が散った。そういう動きを回避できず、加速していったのだ。それを考えると、2020年にはかなりエキサイティングなバトルが見られると思う。今年はさらにヒートアップするだろう」


 ベッテルが来年に向けてどういうプランを立てるのかに関心が集まっているなか、ブラウンは、彼が満足できるような移籍先はなく、引退する可能性があるとの考えを示した。


「セブの選択肢として、メルセデスとレッドブルにはチャンスはなさそうだ。マクラーレンにもない。もちろんフェラーリにもだ。そうなると、現状での最善はルノーということになる」


「だがまたひとつ疑問が生じる。セブは、2021年に勝つことがないだろうチームに行くことを望むのか、ということだ」


「ルノーは素晴らしいチームだし、ポジションを上げていくはずだ。しかし長い旅路を前にしたチームと再び旅に出ることを望まない限り、残念ながら彼はこのスポーツを去ることになると思う」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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