マクラーレン・メルセデスは今週末マニ−クールでの2003年モービル1フランスGPに挑む。チームの技術パートナーであるエクソンモービルが6年連続で協賛するイベントだ。
「先週日曜のヨーロッパGPは本当に残念な結果だった」とライコネン。「だが、それがレースだ。MP4−17Dは週末の間ずっと好調だったし、僕はF1で初めてポールを取れて最高な気分も味わえた」「今はもうフランスGPに集中するのみで、変わらず好ペースで走れることを披露できるよう頑張りたい。特に僕は、去年のレースでは最後に忌まわしいスピンをしているので、嫌な記憶を消すためにも特にここでは頑張りたい。F1初優勝を本当にあと少しというところで逃し、甘く苦い思い出だ」「デイビッドと僕で去年はダブル表彰台だったから、今年は願わくばそれ以上になるといい。トラックは路面が特にスムースなので車高をかなり落とせるし、メカニカルなグリップも低くなる。マニ−クールはまた全開トラックというより、テクニカルなサーキットだ」
一方のデイビッド・クルサードはこう語る。「ヨーロッパGPでは最後にあんなアクシデントがあったので、次のフランスGPを心待ちにしている。いつでも楽しめるサーキットで、僕のドライビングスタイルに合っているんだ。去年のレースの後に大規模な改修があり、以前はかなり限定されていたオーバーテイクのチャンスが増えたようだ」「シャトー・ドーが変更され、新しい高速左カーブがリセヘアピンの前に組み込まれた。おかげでよりスムースに理屈上は高速でヘアピンにアプローチできる。ヘアピン自体も幅が拡げられたしね。この2要素のおかげで追い越しもしやすくなるはずだ。ピットレーンの入り口も改修されてコーナーから遠ざけられ、ヘアピンの前ではなくて出口のあたりから入ることになる。このためピットレーンの長さが短縮されるので、ストップに時間がかからなくなる分、戦略の変更に影響するかもしれない」