独ニュルブルクリンクでのヨーロッパＧＰを１３位で終えたジャスティン・ウイルソンとミナルディＦ１チームは、わずか数日をおいて今週末、戦線に戻る。
　ブルゴーニュ地方の奥深くに位置する４．４１ｋｍのマニ−クールで開かれるフランスＧＰは、今季イベントのグリッドに新しいチャレンジを提供してくれるようだ。リセパンやホームストレート手前のシケインなど新たなコース改修が、全７０ラップのレースにオーバーテイクの機会を増やす。
　マニ−クールは、長く高速なストレートと、中速コーナーとヘアピンからなるトラック。特に１ラップの終盤のレイアウト変更は追い越しを増やすために設計され、フランスＧＰの伝統に変化をもたらした。
　ドイツ戦ではミナルディＰＳ０３のエグゾーストを破損しながらも１３位で完走したウイルソン。新装マニ−クール・サーキットへの挑戦と、２週続けてのレース開催を楽しみにしている。

「またすぐ車に戻れるなんてエキサイティングだね」とウイルソン。「ニュルブルクリンクではいい走りができて、ミナルディは２台とも完走できた。個人的にもレース距離を走りきる経験を増やせてよかった。カナダでは完走とトップ１０入りを惜しくも逃したしね」
「マニ−クールでのレースはいつも楽しめるし、Ｆ３０００での最後の年には表彰台も経験した。新しい変更箇所を早く見たいし、レースに向けたマシンセットアップにどう影響するかも興味がある。トラックは他と比べてとても路面がスムースだ。タイヤもまた重要になるだろう」
　ウイルソンの当サーキットでの過去３度のレースは、国際Ｆ３０００で、１９９９年の１０位、２０００年の９位、２００１年は予選で２列目を獲得しレースでも２位に。同年は記録破りなタイトル制覇の年となった。

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