英仏チームであるルノーＦ１だが、今週末のマニ−クールでのイベントは、ルノーがフランスを代表するブランドであるため、真の地元レースとなる。
　２週間後にはもうひとつのホームレース、シルバーストンが控えているが、チームは今週末、フランスＧＰへの意欲を高めている。
　ルノーの両ドライバーは、人里離れた立地に否定的コメントが多い中、マニ−クールのレースを楽しみにしている。実際にレースをする二人に引き続きチャレンジの場を提供してくれるからだという。
「とにかく技術のいるサーキットだ。少しずつあらゆる要素がある。高速シケインの大胆な方向転換、各種のコーナー、高速で広範なカーブから低速ヘアピンまでといった具合だ」と説明するヤルノ・トゥルーリ。「ドライバーから見ると、楽しめるサーキットだよ」
「僕個人としては、いいサーキットだと思う」と賛同するのはチームメイトのフェルナンド・アロンソ。「フランスＧＰの週末は大概楽しめる。エキサイティングなサーキットに天候もばっちりだからね！　一番好きな場所は高速シケイン。瞬時に方向を変えられる車にしておかなければならず、ドライバーにとっては常に何か特別なポイントだ」

　両ドライバーの新チームメイトとして、ルノーは、今回の金曜午前のテスト走行にフランス人のフランク・モンタニーをテストデビューさせる。本来のリザーブドライバーであるアラン・マクニッシュに代えて、ニッサン・ワールドシリーズの現ポイントリーダーである地元ドライバーを単発で起用するのだ。
「とてもいい気分だよ。きっと特別な瞬間になる」とモンタニー。「実際僕が走るのは２時間だけで、つまりグリップも何も迅速に見つけなければならないから、ある意味では面白いチャレンジだけど、午後まで走れないのがとても残念だ。休憩を挟んで気分も新たにトラックに戻り、相応にアタックの準備ができるはずだからね。そうは言っても、素晴らしいチャンスなのだからすべてがうまくいくことを願うよ！」
「Ｒ２３で走るのはこれが最初なので、初テストだと思って落ち着いて臨みたい。プレッシャーがあるとすればそれはチームの方で、このテストはレースに向けたタイヤの準備がメインになるので、若いドライバーに任せるのは、チームにとっては厳しいことだろう。つまりこれはチームが僕を信頼してくれているという証しであり、僕が落ち着いていられるもうひとつの理由でもあるのさ！」

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