先週末のヨーロッパＧＰで６位に入り、３ポイントを獲得したジャガー・レーシングが、ニュルブルクリンクから直接マニ−クール入りし、連戦となるフランスＧＰを迎える。

　マーク・ウエーバーは、スペイン、オーストリア、カナダに続き、ニュルブルクリンクでもポイントを挙げて、かなりご機嫌の様子だった。しかし、今週末はいつものように、再び気を引き締めてＧＰに臨む。
「マニ−クールでは、Ｆ３０００時代の２００１年に優勝している。また、２００２年にはミナルディで８位でフィニッシュした。マニ−クールは僕が得意とするサーキットの一つだ。ヨーロッパＧＰ以来、メカニックは休む間もなく働き続けている。僕は水曜日にはサーキット入りする。連戦中はいろいろと大忙しさ」
「マニ−クールは路面がとても滑らかだ。レイアウトが少し変わったので、金曜日の午前中のテストを楽しみにしている。今度はミシュランのホームレースだ。いつも通りコンペティティブなタイヤを供給してくれるだろう。素晴らしい戦略をたてて上位に食い込み、再びポイント獲得を目指す。今シーズンの残りのレースでは、力を最大限に発揮して、引き続き中団グループでポイント争いをしていければと考えている」

　一方、先週は１０秒のペナルティを科されながら１０位でフィニッシュしたルーキーのアントニオ・ピッツォニア。Ｆ１初ポイントまであと一歩のところまで近づいたとあって、次戦でも好パフォーマンスをと意気込んでいる。
「マニ−クールはＦ３０００時代に２回走ったことがある。去年は４位でフィニッシュした。あまり変わったところのないサーキットだけれど、大きな特徴は、長いバックストレートの終わりがオーバーテイクのチャンスになっているという点だ。レイアウトが若干変更になって僕には初めての箇所もあるが、どうやらそこがもう一つのオーバーテイクポイントになるらしいね」
「マニ−クールはツイスティで低速の部分もあるが、高速セクションがあるのでダウンフォースは最大限に設定する。タイヤパートナーのミシュランにとってはホームレースになる。最近の結果から明らかなように、彼らはとても一生懸命に仕事をしてくれている。きっと、スムースな路面のマニ−クールにぴったりのタイヤを供給してくれるはずさ」

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